誰がこの世界を予想しようか––––––––

卑猥な言葉の連呼から始まり、興味を惹かれてしまった私…。
読み進めれば進めるほど、この物語の奥深さに気づかされてしまう。

「超人」と呼ばれる、人外の膂力を持ち合わせた主人公。一介の領主として立ち回るはずが、気づけば王族のお気に入りになっている。
ただ、その力、外見を見られているのではない。その内面に焦点が当てられている。主人公の内面の複雑さにまみれた煌めきが人を動かし、世界を動かす。

貞操逆転世界にも何故だか慣れてきてしまい、不思議な気分である…。