第20話 他人の鞄の中身を尋ねる好奇心
おはようございます。
私は外で見知らぬ人に声を掛けられる事が大変苦手です。
しかし、世の中には見知らぬ人に声を掛ける事に迷いのない人がおり、
時折そのような人々に翻弄させられるケースがあります。
まだマシなパターン。
場所は駅でした。声を掛けて来たのは30代と思われるカップルの男性。
「すみません。お尋ねしたいのですが、そのリュックはどこで買えるのですか?」と聞かれました。その時私はバイクに乗る時に便利だと思って購入した、多機能リュックを使っていました。同じような物が欲しいと思って聞いて来たのだと思います。自分が気に入って使っている物を購入したいと思う人がいるのは悪い気はせず、ネットで買える事とバイク用品店で見つけたことを教えてあげました。それでも、もし自分だったら見知らぬ人にそんな質問は絶対しないなとも同時に思いました。ネットで検索してみようと考えるくらいでしょう。
怖かったパターン。
場所はスーパー。私は週末に勉強している事があり、その道具を持ち歩くのに少し形の変わった大きめの鞄を使っています。その鞄を持ったまま買い物をしていました。おじいちゃんにいきなり声を掛けられます。「それ何が入っているの?駐車場から気になって見ていた。」かなり気持ち悪かったのですが、悪気はないように感じたので、簡単に中味を説明してあげると、あろうことかそのおじいさんは遠くにいる奥さんと思われる女性に向かって、大声で「こういう物が入っているんだそうだ!!」と叫びながら私の元を去って行きました。「聞いてどうするんだ?」という疑問だけがポツリと残されました。無意識のうちに変な人認定になる可能性がありますので、ご注意ください。
今日も一日笑顔で宜しくお願いします。
本日もスピーチ 穂高 萌黄 @moegihodaka
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