第三回 美澄の好語『バブル』と『犬王』
ハロー。ハロー。美澄です。
今日も電波は良好ですか?
相も変わらず、ご無沙汰しておりますから始まるこのエッセイですが、皆様お元気ですか?
美澄は今年、何やらお天気さんに恵まれず、絶好調!と言う一日を過ごせず日々過ごしております。
耳と首のストレッチやれば改善するのでしょうか。
さて、久し振りに出かけるぞーと意気込んで映画館行ってきました。
今年見たいなと思える映画が豊作なんですよね。豊作過ぎてタイミング逃しがちなのが厄介ですが……。
そして、見たい見たいと思っていた邦画がまさかのいつもの映画館でやっておらず……仕方ないので円盤待ちたいと思います。
今回見たのが、『バブル』と『犬王』です。
どちらもオリジナル長編アニメーション映画なのですが、まったく毛色が違う作品ですね。
例えるならば、同じ格闘技のジャンルに入れられるけれど、ボクシングとプロレスみたいな。
あれ? なんか書いていて違う気がしてきたぞ?
ともかくニュアンスはそんな感じです(笑)
まず、『バブル』。
こちらは正統派アニメーションです。DEATH NOTEの作画をされている小畑健先生がキャラデザしているだけあって、馴染み深い絵ですね。
ただもう最近のゴリゴリに動きに拘って作り上げられている素晴らしいカメラワーク。
パルクールを使いながらバトルをする、バトルクールをキャラクター達が繰り広げるのですが、映像の没入感がすごいです。
最初の数分、オープニングでもう彼らと一緒に駆け回れます。
出来ることなら3Dで体感したいですね! 酔うかもしれないけど!
キャラクターはヒロインのウタがとにかく可愛いんですが、なんとも嫌いになる要素を持つキャラクターがいなかったですね。どのキャラクターも魅力的です。
特にビジュアル的にライバルチームが好きでしたね。
仮面被って、悪役っぽくて。実際にこずるいことするんですけど(笑)
ヒーローとヒロインを除けば、彼らとチームメイト(リーダー?)のカイくんが好きでした。
世界観も素敵です。荒廃した東京たまらんですね。
廃墟と自然と泡の描写が美しいです。
美しいといえば、ヒーローとヒロインがイチャラブしているときのおめめのキラキラと唇の艶感が……おっと、失礼いたしました。
とにかく、おとぎ話(とくに人魚姫!)、恋愛物、努力友情勝利と大体の人に刺さると思います。
あとGL、BL好きな人も美味しいかもね。
それから、男性がハイヒール履く癖な人にも勧めたい。
(ピンポイントすぎかしら?)
全人類におすすめ!
続いて『犬王』。
もし、『バブル』を幅広く一般的におすすめする作品だとするなら、こちらはピンポイントにクリエイターさんにおすすめかもしれません。
まず、『バブル』がいまどきの綺麗さを求めたアニメだとすると、『犬王』は日本昔ばなし的な和テイスト。
美澄はどちらも好きで、たまらないですが(笑)
時代背景が室町幕府、南北朝時代ですかね。
三種の神器と平家物語がお話の核になってきます。
友魚は平家の縁の地、壇ノ浦の出身で、三種の神器、草薙剣を見てしまい視力を失う。
のちの犬王は、生まれながらにして異形。
猿楽(能)を家業としている父親に見捨てられていて、犬と歩き回ったり、行き交う人々にいたずらをして遊んでいる。
二人が出会い共鳴することで、繰り広げられていく、かつてない“猿楽”と”琵琶法師“像。
見る者を圧倒し、引き込み、熱狂させていく演出や歌。
特に美澄としましては歌がやばかったです。
森山くんとアヴちゃんの歌声のシンクロ、ゾクゾクします。
通常、映画で歌のシーンがこれだけ入ったらダレちゃうと思うんですけど、そこは二人が引きずり込んでくれるので、演出にのめり込めました。
歌詞は実際の能のものなのでしょうか。
そこの辺り予備知識があると、もっと楽しめたなぁと思いました。
それからライブ感がすごくて、日本の映画館で静かに見るより、海外の映画館のようにわちゃわちゃ見たくなるシーンが多々ありました。
腕を上げろ、とか手をたたけ、とかね。
クリエイターさんに刺さると思ったのは、特にラストのシーンです。
もし、あの選択を迫られたとき、自分だったら友有(友魚)と犬王、どっちの判断をしたろうかと思いました。
一生出ない答えだと思うけれど、映画が終わってからもずっと考えています。
あのとき犬王が浮かべた苦悶の表情が、全て物語っていると思いました。
今日はネタバレ無く書けたんじゃないでしょうか。
美澄の行った映画館だと、明日『バブル』が公開終了となります。『犬王』は封切ったばかりなので、是非楽しんでもらいたいですが……。
ちなみにさっきキャラクター名調べようとしたら、ちらっと『バブル』の評価が見えちゃいまして(笑)
そんな低いかなぁ?と思います、けど。
美澄は好きだよ!
(好みだけで語る)
次はスラムダンクにワンピースとビッグタイトルが並んでいて、美澄は今からひぃひぃ言っております。
お金と時間が永遠に足りない気がする。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
それではまた次回。
待ち合わせは月の裏側。 美澄 そら @sora_msm
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