人生のきらめきと痛みと希望が感じられる物語。

人との別れはとても寂しく苦しいものなはずなのに、この二人の別れからはとてもあたたかいものを感じられました。

羽子さんは虹くんに出会えたからこそ、自分の人生の最後を締めるにふさわしいと心から思える作品を完成させることができた。
虹くんは羽子さんに出会えたからこそ自分の人生をしっかり見つめて、無気力に生きていた今から、夢を叶えるため未来に向かって動き出すことができた。
羽子さんがいなくなってしまった後も、虹くんのとなりにはいつも羽子さんがいるんだろうなぁと思いました。
羽子さんのために虹くん自身が苦しむことを選ぶ姿は、恋愛感情を通り越してまるで家族みたいな愛情になっていたんじゃないかなって。
大切な人のために危険な行動まで起こせる虹くんは、羽子さんにとって心の支えであり、私にとっても憧れの存在でした。

虹くんは優しすぎる。もっと自分のことを大事にしてほしいくらいだけれど、きっとこれが虹くんの選んだ人生であり未来なんだなと思ったら、虹くんらしいなと思ってしまいました。

羽子さんがいなくなった後でも、虹くんには羽子さんの影響がたくさん残っていて、これが人と関わるってことなのかな?と思いました。

その人と出会えたからこそ得られるものがある。いなくなってしまうことが全てを奪っていくのではなく、新しいはじまりを生み出してくれることもある。1つのきっかげで人の人生は大きく変わることもある。

ふたりの人生の青春やきらめきが詰まった日々を覗けて、とっても貴重な世界が見られました✨

糸四季さんらしい真っ直ぐな世界観がだいすきです🥰これからも全力で応援しております🌸💪🏻