あらすじの内容そのままなのに、読み進めると良い意味で印象が異なる作品。よくある異世界転生かと思いきや、予断が誤断であることを誰もがすぐに思い知らされますが、作者さんの他作品を思いおこせば当然でした。多すぎず少なすぎない言葉を本作でどのように操られるのか、多くの同志がそうであるように、またひとつ楽しみが増えました。
暴力を生業にして長年渡世を送ってきた鉦木裕次郎。そんな彼にも年貢の納め時がやってくる。組織の権力を狙う愛弟子たちに造反され、さらに実の息子にトドメを刺されてしまったのだ。 そして裕次郎が目を覚…続きを読む
主人公の魅力が溢れる作品。その戦闘力と剛毅果断な性格は見ていて実に愉快爽快。そして一際輝くはその狡猾さ。いや老獪と言うべきか。正攻法でやれる地力があるのに、悪辣一歩手前の絡み手を喜々として使…続きを読む
Q:主人公さん、人生を楽しむコツは何ですか?A:場を引っ掻きまわして相手を泣かせることだよwそんな言葉が出てきそうな主人公がまたカッコイイ!こんな主人公を待っていた!
いやー、ハードボイルドですね。悪いです。美学のある悪です。無法地帯を物理で解決です。揉め事や闘争の現場でしか生きられなかった男が、転生してもやっぱり揉め事大好き。でも転生前と違ってチョロい上…続きを読む
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