命の灯火を抱いて河を流れる

ほんの10話ほどのストーリーの中に、大河ドラマをみた。
槍使いを志す姉妹がいる。
伝統的な女の生き方を盾に、これを拒む祭司を務める父親。手加減して許婚の男を立てよと咎める母親。
姉の許婚に惹かれる妹と、彼女を優しく見守る男。
河の流れのように、物語は、時に穏やかに恵みを与え、時に濁流となって命を奪い、岸辺に住まう人間たちを翻弄していく。
老いた男のまぶたにうつるものは、果たして。

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