おねロリとは斯くも尊いものか

私は本作を読破するまでこう思っていた。「おねロリとはスパイスである。歳の差設定が刺激や背徳感を与えてくれるのだ。しかしそれは所詮調味料であり主食、即ち物語の主軸足り得ない。」と。

恥ずかしい。実に恥ずかしい限りである。私の見聞はなんと狭かったことか。千の私にこう言いたい。「お前の考えは浅はかである。」と。

今なら確信を持ってこう思う。「おねロリでしか紡げない物語がある」と。