ほんとに完璧な文章だった……読んでる途中で何回もボロボロ泣いちゃったし、気づいたら言葉も出ないまま涙が流れてたりして……。正直しんどいところもあったけど、長い間ひきこもりしてたこともあって、めちゃくちゃ二人に共感できた。ハッピーエンドでほんとよかった……支え合ってここまで来てくれてほんとよかった……。ラストで過去の痛みを思い出しながらも、互いに寄り添って生きることを諦めなかったのがほんとによかった……。こんなに優しくて繊細な作品を読めて、ほんとによかったよかった……。
※この文章は翻訳ツールを使って翻訳しています。もし不自然なところがあればご容赦ください。
桐谷きりこと永山ゆいかは同じマンションに住むお隣さんで、共に絶賛引きこもり中の女子高生だ。引きこもってから知り合ったふたりは、学校へ行かずにそれぞれの部屋へ籠もり、同じゲームをする。一定の距離を保って、しかし少しずつ距離を縮めながら。
幼馴染ってほど、仲良くなくて。
親友って言うほど、手放しじゃない。
でも、恋人って程、爛れてない。
上記3行は最初のお話からの引用なのですが、きりこさんとゆいかさんの関係性、その距離感をこの上なく象徴するフレーズで思いきり射貫かれました。
この後お話はそれぞれのパートへ進むのですが、単に彼女たちの心情を綴るような構成ではなく、現在のふたりがいかにして構築されたかが紐解かれ、その心情と個性に深々と切り込んでいく内容となっているのが特徴です。そして、そこまで濃やか且つ細やかに「表された」ふたりが選び取る互いの関係。その形がなにより彼女たちらしくて、心を一気に持って行かれるのです。
最低から始まる最高のGLストーリー、ご一読あれ。
(「日常の中に潜む非凡」4選/文=高橋剛)