不思議でもない迫力。

決して強引な点がある訳ではないし、異世界転生もチート異能もない。

ただ超然とした主人公と、それに敗れる悪役がいるだけ。



しかしそんな舞台であるゆえに、主人公の無双ぶりはいっそう際立っている。

勝利のために命さえも惜しまず、ただひたすらに立ち向かう存在を凌駕するのは、それ以上の力の持ち主でなければ不可能だろう。

そんな恐ろしくも強い主人公に、いつの間にか引き込まれている。

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