エピローグ 遺したいもの

 数日後。絵が完成したとルジェから連絡があり、井戸の前で待ち合わせをした。



「はい、アルド。これが頼まれた絵だよ」


「思っていたよりも早かったな」



 絵が完成するのには時間が掛かる。手の込んだものほど時間が掛かるし、ルジェは絵に関しては妥協をしないので、一ヶ月以上は掛かると思っていたのでまさかたった数日で完成するとは思わなかった。



「スケッチはしたけれど、色はつけてなかったんだ。あの色とか質感とか、覚えているうちに描き写しておきたくて、気付いたら徹夜しちゃった」


「あまり無理するなよ。けど、ありがとうな。絵、見てみてもいいか?」


「こっそりとね」



 ゆっくりと巻いている布を剥がしていく。そして目の前に現れたラピラズガに、思わず感嘆の息を漏らした。


 そこには今にでも動き出しそうなほどリアルで、そして瑠璃色にキラキラ光っているラピラズガがいた。数日にしてはすごくハイクオリティな仕上がりだ。



「おぉ……すげぇ……まるで本物みたいだ」


「すごく頑張った」


「今にでも動き出しそうだ……しかしこの瑠璃色、よく表現できたな。難しかっただろ」


「ああ、ラピラズガに使った絵の具はラピスラズリを使ったからね」


「…………ん?」



 さらりと言われた言葉を聞き流しそうだったが、ある単語が耳に引っ掛かり硬直した。



「……? ラピスラズリって宝石、だよな?」


「そうだよ。ラピラズガの名前はラピスラズリから取ったから、ラピラズガを描くのにこれ以上相応しい絵の具はないと思って」


「……絵の具って、宝石で作られているのか?」


「それは色々だけど、岩とか石で作られている絵の具もあるよ。宝石って要するに石だから、なにもおかしくないよ。実際に高価だけど絵の具加工用として、粉々にして売られているから」


「へ、へぇ」



 アルドは改めて絵を見る。

 絵の大きさは小さいわけではない。そして描かれているラピラズガはドンッと大きい。



「これ……相場にしたら、すごく高いんじゃ」


「気にしたら負けだよ」


「え、えぇ……でも、材料費のことを考えるとさすがにタダというわけには」


「それじゃ、今度またタダで護衛をよろしくね」


「それくらいなら。でもそれでいいのか?」


「いいんだよ。護衛代ってアルドが思っている以上高いんだよ? それにボクも今回のことで、色々と考えさせられたし」


「考えさせられたって?」



 そういう素振りはなかった気がするので、首を傾げる。



「ほら、ボクって風景ばっかり描いていたでしょ?」


「そういえばそうだな」



 昔からルジェは絵を描くのが好きだった。だが、それには偏りがあった。虫や動物、人間といった生き物を描くことは滅多になく、風景ばかり描いていた。売る絵も専ら風景画がほとんどだったと記憶にある。



「風景って当たり前のようにある。けど、いつまでも同じ風景があるとは限らない。ある意味、動物や人と比べると蔑ろにされている節があると思わない?」


「まあ、確かに……?」


「まあ、それはあくまでボクの主観だから、難しく考えなくてもいいよ」



 アルドが浮かべている疑問符に気付き、ルジェは小さく笑う。



「そういう当たり前の風景を壊さずに残しておきたいけど、変わらないものはないから絵で残そうって思って描いてきたけど」



 ルジェがアルドの手元にある絵画を一瞥する。



「でもそれって、絶滅しそうな種も一緒で、もしかしたら風景と同じくらいに残し

ておかないといけないのかなって」


「まあ、絶滅した動物の姿が想像図しか残っていないこともあるしな」



 ラピラズガのように、という言葉は呑み込んだ。



「標本も当時生きていた動物の姿を残すのに良い方法だと思う。貴重な研究材料になるのも分かっている。けど、やっぱり生きてないんだよね。動物たちの姿を残すのは、標本だけで事足りているんじゃないかって思ったけど、生きている姿って絵の中でしか残せないものなんだなって今回を通して気付いたよ」


「そうだな……」



 未来だと、ドウガやカメラというものがあってそのままの姿が残せる技術がある。けれど、この時代にはそんなものない。生きている姿を残すのは、絵以外にない。



「今までは風景ばっかり描いていたけど、これからは動物とか虫も描いていこうと思う。ラピラズガのように、昔は当たり前にいたものが今は滅多にいないっていう例もこれから増えていくだろうから」


「いいんじゃないか? そこに風景も加われば、標本じゃ表現できない自然の姿も表現できるし」


「ふふふ。そうだね。もしかしたら、ずっと先の未来では当時の風景だよって、ボクの絵が本に載っているかもね」


「おっ! 大きく出たな!」



 そうやって二人で笑い合っていると、聞き慣れた声が聞こえてきた。



「アルドくん、ルジェくん」



 振り返るとニコニコと笑っているマイナがいた。そのマイナが持っている物を見て、ルジェは怪訝そうに首を傾げる。



「マイナばあさん、それなに?」


「ああ、これ? これね、アルドくんが武器屋に頼んで作ってもらったものなの」



 それは折り畳みの椅子を見て、アルドが未来の乗り物のことを思い出して、武器屋のおじさんに頼んで作ってもらったものだ。


 厳密には乗り物ではないが、未来の老人が使っていた押し車というものを真似ている。足腰の弱ったマイナを見て、あれがあればいつでも腰を掛けられるからマイナばあさんも外に出歩くようになるのでは、と思い立ち、武器屋のおじさんも快く引き受けてくれたのだ。



「押し椅子っていうんだけど、これのおかげで歩くのが楽しくなって、これを貰ってから毎日出掛けているの」


「せっかくまだ歩けるんだから、歩けなくなるまでいっぱい外に出てくれよ」


「そうだねぇ。ありがとう、アルドくん」


「よかったね、マイナばあさん。ボクからもこれ、あげるね」



 そう言ってルジェは、本サイズの絵画をマイナに差し出した。その絵を見て、マイナは目を見開いた。



「ラピラズガじゃないの! まあまあ、まるで生きているみたいね!」


「またラピラズガを見られるっていう保証はないから、いつでも見られるようにって描いてみたんだ」


「いいの? こんな良い物を貰って」


「いいよ。マイナばあさんには、昔よくお世話になったから」


「あらあら、もう。二人とも本当に良い子に育って……」



 涙ぐむマイナにルジェは慌ててハンカチを差し出した。



「もう、最近のマイナばあさんは泣き虫だなぁ」


「歳を取るとね、涙腺が脆くなるんだよ……ありがとうね」



 まるで孫と祖母みたいだなぁ、と思いながらアルドはその光景を見る。

 絵画を巻いていた布を改めて巻き戻し、絵画を抱える。



「それじゃ、これを届けに行ってくるよ」


「うん。いってらっしゃい、アルド」


「いってきます」



 アルドは絵画を抱え直し、二人の許を去った。






 エルジオンに到着し、例の人達を探す。いつも何処にいるのか聞いておくべきだったな、と後悔しつつ探し回っていると、ようやく眼鏡の男を見つけることができた。



「おーい」



 声を掛けると、男は振り返る。アルドの姿を確認すると、一礼してこちらに走り寄ってきた。



「アルドさん、お疲れ様です!」


「例の物、持って来たんだけどママさんはどこにいるんだ?」


「すぐ呼んできますので、ちょっと待っててください!」



 そう言い残し、男は走り去った。もう既に見えなくなり、アルドは呆然とそれを見送った。そして近くにいたのか、本当にすぐにママを連れて戻ってきた。ママも男も猛ダッシュで来て、アルドは思わず一歩引く。



「連れてきました!」


「お、おう。ママさんとハゲミさん? もそうだけど、アンタも足が早いな」


「この人達に鍛えられているので」


「なるほど」



 どんな風に鍛えられたのか分からないが、何故か眉間に皺を寄せたのを察するに苦労の末、足が速くなったのかもしれない。



「それはそうと、アルドちゃんだったかしら? この子から名前を聞いたんだけど」


「はい、そうです」


「あの時はごめんなさいねぇ。自己紹介しないまま頼み事しちゃって」


「あはは……いいですよ、慣れていますから」


「それ、慣れちゃいけないんじゃ」


「あらあら、アナタって良い子ねぇ。ちょっと心配になるくらいに」



 ママは頬に手を添えながら憂いげに溜め息をついた。



「そういえば他の人達は?」


「開店準備中だから、アタシとメガネティウスだけ来たの」


「メガネティウスはやめてください。ただのボーイがいいです」


「あ、そうそう。これが頼まれた物」



 また名前のことで言い争われたらかなわん、と思い頼まれた物を差し出す。



「あら、また丁寧な包装だこと」


「昔の絵画みたいですね」


「昔? 今は違うのか?」


「あら、絵にあまり興味が無い感じ?」


「あ、えーと、そうなんですよ」



 あははは、と口の端を吊り上げながら答える。うっかり素が出てしまっていた。



「今の絵はどんな感じなんだ?」


「昔は色々な紙でやっていたみたいですけど、今は紙も高級品に近い扱いですからね」


「あ、そっか」



 紙は木から出来ている。地上がああなっている未来の世界では、木がそこら辺に生えているわけでもない。木を植えたところでスペースがなさそうだから、自然とそうなってしまったのだろう。



(と、いうことは)



 ザァ、と青ざめた。その絵画は紙で描かれている。さらにこの地上の状態からすると、宝石も採れなくなっているのではなかろうか。つまり昔よりも、ラピスラズリは希少になっていて。



(やばい、やばいぞ)



 そうこうしている間に、ママが絵画の布を剥がしていく。もうどうしようもできなかった。


 絵画が現れる。その絵画を見て、ママと男は目を大きく見開いた。



「すっごい……まるで生きているみたいだわ」



 しばらく見惚れた後、男はハッと我に返った。



「いやいやいやいや! これ、紙で描いていますよ! 本物の絵の具で塗ってあるみたいですし、それにこのラピラズガを塗っている絵の具、これ群青なんじゃ」


「群青って?」


「ラピスラズリが材料の絵の具のことですよ! 下手すれば、材料費だけで家が買えるんじゃ」


「え、そんなに!?」



 アルドは驚愕した。まさかそこまで材料が値上がりしているとは思っていなかった。



「その……ちなみに標本っていくらなんだ?」


「物によったら家一軒買えますね」


「標本もそんなに高いのか!?」


「知らなかったのですか?」


「えーっと、あまりそこら辺のジャンルにはあまり興味なくて、物価とか特に知らなくて」



 言い訳を並べていると、だんだんと男が疑わしげにこちらを見るようになった。

 まずい、詐欺師とか間違われそうだ。



「知り合いに頼んだんですよね? この絵」


「そ、そうだけど」


「知り合いは何をしてらっしゃるんですか?」


「画家だよ」


「まあ、だからこんなに心を動かされるような絵が描けるのね!」


「暢気な……このクオリティといい、材料費といい、後で高額を請求されるかもしれないのに」


「あら、こっちから無理矢理話をつけたんだから、請求されてもおかしくないでしょ? むしろ話を禄に聞かなかったアタシたちにも落ち度があるわけだし」


「まあ、言われてみればそうかもしれませんけど」


「しかも、お知り合いさんもプロでしょ? だったら、尚更料金を払わないといけないわ」


「ああ、その絵は特別にタダで描いてもらったから、気にしなくてもいいですよ」


「タダぁ?」



 男が胡乱げに声を上げる。



「こんな良い物をタダだなんて、やっぱり裏があるんじゃ……」


「そんなんじゃないって。前にタダでソイツの護衛を引き受けたことがあって、その借りを返すっていうことでタダで描いてもらったんだ」


「あら、そういうことなら納得ね」


「納得するんですか!?」



 驚愕する男にママが言い放つ。



「あら、アナタよりも護衛代の相場は分かるわよ。アタシたちが元ハンターなのは知っているでしょ?」


「まあ、そうですが」


「ママさんたち、ハンターだったのか」



 道理で屈強な体つきだと思ったら、そういうことだったのかとこちらも納得した。



「ハンターは人気職業だけど、すっごく危険で同業が命を落ち、命が助かっても身体のパーツを失うことが当たり前の世界。その分だけ儲かる職業でもあるんだけどね。アタシたちは護衛も承っていたから、護衛代がどれだけ儲かるか分かるわ。それこそ、一つの依頼で家一軒分が買えるくらいの金額が動くこともある」


「へぇ……護衛の相場ってそんなもんなのか」


「あなたも護衛したことあるんですよね?」


「何回かあるけど、ほとんどタダで引き受けたよ」


「はぁ!? タダで!?」



 男が驚愕した声を張り上げる。



「そんなにビックリすることか?」



 アルドが首を傾げている。するとママまでもが驚愕した顔で、こちらを見た。



「依頼主の命を預かることになるんですよ? そんな責任重大なこと、とてもじゃないけどお金がないとなかなか」


「だってオレ、用心棒じゃないし、そこんとこは素人なのに金を取ることなんて出来ないだろ? それにそういうときは、放っておけない事案が多くて流れでついていくことになるから、勝手に首を突っ込んだんあら尚更お金を受け取ることなんて出来ないよ」


「あなた、お人好しすぎるだろ……類い希なお人好しだ」



 男が頭を抱えながら溜め息をつく。



「お人好しってよく言われるけど、そんなにか?」



 すると、ママが突然豪快に笑い出した。



「アタシから見てもかなりのお人好しよ、アナタ!! 気に入ったわ!」


「はぁ……」



 意味が分からなくて、困惑する。



「話を戻すけど、この絵を描いた人はけっこうのお金持ちのボンボンよ。こんな高額な材料を使っているのに、それでもタダだなんてよほど気前が良い人じゃないと出来ないわ。それにこの子なら、信用できるんじゃないかしら? それに金持ちのコネができるかもしれない」


「結局そこかよ!! でもまあ、そうですね。材料費と護衛代を天秤に掛けると同じくらいだから……いいや、借りを作ったのはこの人なわけだし」



 男がブツブツ言っているが、らちが明かないので切り上げることにした。



「まあ、昔馴染みだから特別に安くしたっていう感じだから、そう気にするなって。アイツも良い刺激をもらったみたいだから」


「刺激?」


「アイツ、風景画ばっかり描いていたけど、今回のことで生き物も描くことにしたって言っていたよ。なんかそれに感謝しているみたいだから、気にするな」


「まあ、そう言ってくれたら気が楽ですが……」



 そう言いながら、男はラピラズガの絵をじっくり見つめる。



「しかしこの筆のタッチ……まるでルジェの絵みたいだな」


「え、ルジェ?」



 どうしてここで描いた本人の名前が出てきたのか分からなくて、素っ頓狂な声を上げる。男はこちらを見て、不思議そうな顔をした。



「ルジェを知らないんですか? 教科書にも出てきますよ?」


「い、いやぁ、その、勉強が苦手で」


「あら、よほど勉強が苦手なのね」



 ママが呟く。

 教科書というのはエイミから聞いたことがある。なんでも未来の本の一つで、学校の授業で使う勉強用の本だそうだ。その本の中に、ルジェの名前がある。



「その、ルジェはそんなに有名なのか?」



 震える声を抑えながらアルドは訊ねる。すると男が興奮気味に語り出した。



「有名もなにも、800年前の地上の姿をありのままの姿で描き続けた画家ですよ! かつての地上を知ることができる貴重な資料として、厳重保管されてくらい価値のある絵を描いた人です! でも、本人の自画像はまったく残っていないからミステリアスな部分もあって」


「アナタ、本当にルジェの絵好きよね」


「ええ! 展示会は絶対に行きますからね!」


「…………」



 ふんぞり返る男を見ながら、アルドは唖然した。そして、ラピラズガの絵を渡されたときの記憶が蘇る。



(まさか、本当にルジェの絵が本に載るなんて)



 驚いて固まっていると、ママが声を掛けてきた。



「あら、どうしたの? この子の興奮っぷりに引いちゃった?」


「あ、ああ、うん」



 我に返ったアルドが思わず頷くと、ママが男を見やった。



「ほぅら、あなたのルジェ好きは普通の人はドン引きするって言ったじゃないのぉ」


「僕の言動よりも、一般人はアナタたちの姿にドン引きしますよ」


「んまぁ! オネェ差別よ! アタシ達、そんな子に育てた覚えがないわ!!」



 わざとらしく涙ぐむママを男は軽くあしらう。



「はいはい。それでこの絵どうします? 高額そうで店には飾れませんよ」


「そうねぇ。下手に人の目があるところに飾ったら盗まれそうよねぇ」


「その点は大丈夫じゃないですか? あなたたちを見て盗む気を起こす泥棒なんていませんよ」


「たしかに返り討ちしそうだな」


「まあ、目撃したら返り討ちにするし、盗み出したら地の果てまで追いかけるけど」



 真顔でそう返されて、思わずヒェッとなった。目が本気だった。



「それじゃスタッフルームに飾りましょうか! あそこなら酔っ払いが汚す心配もないし、人の目に触れないし」


「身内だけですから、それでいいと思いますよ」



 ママが絵画に布を巻く。二人はアルドに向き直り、頭を下げた。



「ありがとうございました。そして、勘繰ってしまって申し訳ありませんでした」


「いいよ。その代わり、その絵を大事にしてやってくれ」


「もちろんです」



 男が力強く頷いた。



「こんな素敵な絵、タダで貰うのやっぱり気が引けるから、お店に来たときはサービスって、あなたって未成年かしら?」


「未成年ですね」


「それじゃお酒が飲めないわね。だったら、合成人間関係で困ったことがあったら相談しなさい。スタッフ全員、力になるわよ」


「え、もしかしてスタッフ全員、元ハンター?」


「この子以外はね。これでもちょっとばっかし名の知れたハンターだったから、そっちでサービスしちゃうわよ」



 ママがウィンクした。



「本当にありがとうね。皆も綺麗だって喜ぶわ。作者さんにもお礼を言っておいてくれない?」


「もちろん」



 ママは絵画を大事そうに抱え、男もその後についていく。

 その背中を見送って、アルドは肩の力を抜いた。



「まさか本当にルジェが有名になるなんて……しかもファンもいるとか」



 筆のタッチだけで見破ることができるなんて、あの男は本当にルジェの絵が好きなのだろう。



「へへへ……なんか嬉しいな」



 ルジェの想いが時を超えて、未来人に伝わっている。ルジェと冗談で笑い合ったことが本当のことになったことよりも、それが嬉しくて誇らしい。



「まさか、あの絵がルジェ本人が描いたものだとは思っていないだろうな」



 アルドは背伸びして、肩を組んだ。



「今度ルジェに会ったら、このことを伝えようかな」



 もちろん未来の話はぼかして、たまたま依頼主の部下がルジェの絵のファンだったことを伝えるだけだ。きっとルジェも喜ぶだろう。

 アルドはルジェが喜んでいる顔を想像しながら、その場を去った。

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遺す者、それを受け取る者 空廼紡 @tumgi-sorano

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