空廼紡

丹羽咲夜はΩで、二つの問題を抱えていた。 そんな咲夜は、幼馴染みの木ノ下暦と一緒に地元の進学校に進学した。 入学式。やけに咲夜に視線を送るαの男子生徒と目が合った。 彼の名前は久…

友達もおらずずっと一人でいる高校生の法華津時雨は冬のある日、桜の匂いに誘われて古びた神社に辿り着く。 そこには不思議な青年がいた。 青年は陽古と名乗り、遥か昔からここに住んでいる…

黒竜ヴィルディアは、ある出来事から人間の社会から身を引き、山奥に引き籠もっていた。 ある日、日照りが続いていることから、人間の少女が生贄として、ヴィルディアが住んでいる大穴に落と…

慎太は30代の男性である。 学生の頃からの夢を叶えるために頑張ってきたが、そんな日々も嫌気が差してきていた。 自分は何やっているのだろう、腐った日常を送っているだけだ。 そんな気…

友人クリスの娘、キャロラインが死んだ。七歳だった。 ロリーはクリスから遺品の整理を頼まれて、誰も住んでいないクリスの家に向かった。 友人が急用でいないなか、遺品を整理していたと…

人類が衰退した未来の世界。 その理由は、ドラゴンが徘徊して人びとを襲うからだ。 ラン、ユリ、ダイスケ、そして記憶喪失のセンリはとある土地で、子供だけながらも逞しく暮らしていた。 …

Ｔｗｉｔｔｅｒでたまに上げている犬の話だったり。 亡くなった愛犬の話だったり。 名前は伏せるけど、余所様の犬の話だったり。 そんな感じで語るのは犬ばかりな、ただ犬のことをめ…

過去のとある出来事が原因で女子に対してトラウマを持っている戸塚陸尊。 そんな彼はラブコメの主人公みたく、学校の美少女たちにモテ始めたがこの美少女達が人の話を聞かない子ばかり！ …

西園寺万里は普通の女子高生。ところがある日、突然異世界へ転移してしまう。 転移した先の国の第一王子に保護されるが、その王子から執着されることに。 王子の婚約者であるエムロードの協…

向日葵の家は昔々、悪さをした龍をその身に封じるという使命がある。 その使命を引き継いだ向日葵だったが、家族を失い…… ※大分前に書いた小説なので文章が今と違います

男子高生の彩都は、いつも通り下校しようと自転車置き場に向かっていた。 するとそこには、いるはずのない幼馴染みが当たり前のように待っていて…… ※大分前に書いたものなので、今と文…

ある日、突然悪役令嬢達の脳内に謎の画面が現れた。 内の一人が『これは掲示板っていうやつだよ！』と教えてから、悪役令嬢達の掲示板内の交流が始まった。 これは、その内のスレの一つを抜…

一人の青年が魔王が封印されし、朽ちた楽園に足を踏み入れた。 青年はある目的のために、魔王の封印を解こうとしていたのだ。 封印された魔王を見つけ、さっそく封印を解いた青年だったが……

冤罪で遠く離れた屋敷に放り込まれ、そのまま餓死した令嬢、アンリー。 幽霊になった彼女は、成仏することもできずプカプカ浮かびながら日々が過ぎていくのを眺めていた。 そんなある日、…

シルヴィー・オルトロスは、公爵令嬢だった。 だが、男爵令嬢に嵌められ、婚約者である王子に婚約破棄を言い渡され、父に怒鳴られた。 冤罪なのに、誰も自分のことを信じてくれなかった。 …

婚約者である王子と、とある子爵令嬢が親しく話しているところを見たカルディア・レスは、王子達に子爵令嬢を虐めたからと断罪された記憶が蘇った。 その記憶を思い出したカルディアは、自分…

ある日、アルドがエルジオンを歩いていると、オネェたちと男が言い争っていた。 なんでも名前について喧嘩しているようだった。話の流れで、かつて世界一美しい蛾と評された幻の蛾・ラピラズ…

セレストラル伯爵家の長女、フィリアーレは前世の記憶がある。日本で生まれ育った記憶が。 その記憶と折り合いがついたある日、フィリアーレは父に婚約者を紹介される。 相手の父親の後ろに…

ある日、野焼きを見て前世の記憶を思い出してしまった。 なんと、某乙女ゲームの悪役令嬢に転生していたのだ！ でも、あれ？　なんか二人分の記憶があるぞ？？ 一人ずつ思い出してして合点…

なんとなく、書きたいことを書いて、なんとなく色んなことを語る、そんなエッセイ。

アタシ、新井真妃！　四捨五入すると三十路になっちゃう、どこにでもいる普通の女店員！ 目が覚めると、ハマっていたゲーム「HUNTER　OF　THE　FIRMAMENT」、略して「蒼…

――きれいだと、思った 死神公爵という通り名を持つジュリウス・セピールを友人兼幼馴染とする公爵令嬢クロニカ・マカニア。 彼を待ちながら、彼女は回想する。 彼との出会い、そして彼…

「メルたんや。おぬし、わたしの婚約者にならんかね？」 伯爵令嬢ヴィオレット・オルタンスは、前世の記憶を思い出し、漫画が存在しないこの世界に絶望した。 だが、彼女は前向きだった。…

漆黒の竜、ヴィルディアは、とある山の中の大穴で静かに暮らしていた。 日照りが続く中、大穴に一人の生け贄が落とされる。生け贄は少女で、ヴィルディアは食べようとしたのだが、少女の呟き…

リディは婚約者のことが好きだったが、婚約者のアルフレッドはリディのことが嫌いだった。 浮気を重ねる婚約者に、リディは心が痺れるほど、胸が痛んでいた。 そんなある日、アルフレッドと…

恵理は毎週水曜日には、観覧車に住み着く、自称地縛霊の少女と会うため、観覧車の決まった番号に通っている。 ただ、会話するだけの時間だが、その時間も終わりの時が迫っていた。

創造の魔法使い、テオドールが死んだ。 テオドールが創りし人形、アリスは、主の死体の前で追憶し、そして己の想いを語る。

とある神社の神木の桜は、ただ佇んでいた。そんなある日、桜の許に、ボロボロの少年がやってきて……

その老人は、公園で一人死んで、地縛霊になって成仏できず、十年間公園の中を彷徨っていた。 そんなある日、初めて自分が視える青年と邂逅して……

アンジェリカが聖女として異世界に召喚されてから、七年の月日が経とうとしていた。 とある国の王に召喚されてから、ずっと監禁され、アンジェリカは外の世界を知らないでいた。 そんなある…

浅葱は死んだものの、自分が何者か分からず、三途の川を渡れずにいた。 三途の川の管理者の下、迷う亡者の道案内をしていた。 そんなある日、浅葱は一人の老婆の亡者と出会い、三途の川まで…

海の彼方に存在する魔界を統べる『魔王』が創り出した『魔物』が跋扈し始め、人間が住む世界を脅かしていた。 風車が止まない村カンデレラで産まれた少年、カイン・ベルターは、予言書『ハル…

――少しだけ、お話をしましょうか。これから語るのは、神話となった時代の話。 倭国の第三王子として生を授かった小碓は、父や異母兄弟から忌み子として忌み嫌われていた。 宿禰という理…

「僕は君を愛せない」 死の淵から助けてくれた王子は、死体愛好家だった。 王子の許を離れた白雪姫は、独りで故郷の地へと行く。 ※これは小説家になろうにも掲載しています