【アニメ化企画進行中】 雲雀湯
再会した幼馴染は、清楚可憐な美少女になっていた。
「久しぶりですね、隼人」
「はるき、なのか?」
かつて田舎で一緒に泥だらけになって遊んでいた幼馴染と再会すれば、あの頃男と思っていたガキ大将然とした姿の面影はどこにもなく、誰もが振り返るような清楚可憐な大和撫子――というのは外向けの姿。隼人の前でだけは被った猫をかなぐり捨てて、当時と同じガサツな反応。接してくる距離感も変わりやしない。
「靴下脱いで胡坐って……見えるぞ」
「見たいの?」
「見たくねーの!」
「じゃあ見なきゃいいじゃん。それとも……ははぁん?」
「くそっ、そんなんじゃねーっての!」
「ふひひ」
そんな調子で接されるとドギマギして悔しいので、女の子扱いしてみたら意外な反応が……
田舎と都会。
少年と少女。
変わってしまった心と身体。
されど変わらぬ想いと約束。
更には田舎で別れた妹の親友、野菜を育てる園芸部員の女の子、彼女達との再会と出会い。そして――
これはそんな幼馴染と、離れていた距離と時間をちょっとずつ埋めていく、とある夏から始まるお話。
※小説家になろう様にも載せています。
書籍、スニーカー文庫様から2月27日発売です
…続きを読む
目次
連載中 全282話
更新
- 第1章 ~俺の前でだけ昔のノリって、いや、ちょっと!~
- プロローグ かつての約束
- 再会したかつての幼馴染
- 1.隣の席の二階堂さん
- 2.不機嫌な彼女
- 3.ないしょ、だからね!
- 4.かけっこ
- 5.「おかえり」 と 「またな」
- 6.かつての夏の終わりの続き
- 約束
- 7.朝の時間は貴重です
- 8.おしべとめしべがね――きゅぅぅ
- 9.おいっ!?
- 10.約束、な
- 慣れないこと、苦手なこと
- 11.「ねぇ、おにぃ」
- 12.慣れないこと
- 13.敵わねぇよ
- 14.苦手だ
- 一人っ子
- 15.隼人のアホ――ッ!!
- 16.もし、それがあれば……
- 17.不意の約定
- 18.ほら、ボクの言った通りでしょ?
- 19.夜のコンビニ
- 20.1人っ子
- 放っておけるかよ!
- 21.でも、何も言えなくて
- 22.はんぶんこ
- 23.春希の横
- 24.孤独のリビング
- 25.どうして?
- 野菜の花束
- 26.姫子×マスコット
- 27.明日、はるちゃん借りるよ?
- 28.花
- 29.オーバースロー!
- 30.迷子の顔
- 31.嘘つかれたのかな?
- だって約束しただろ?
- 32.み゛ゃっ?!
- 33.行ってみたかったんだ
- 34.それでも
- 35.愚痴(弱音)
- 36.帰さねえよ
- 37.俺さ――
- 俺の前でだけ昔のノリって、いや、ちょっと!
- 38.だから、春希は
- 39.俺の前でだけ昔のノリって、いや、ちょっと!
- 40.ただいま
- エピローグ、あるいはプロローグ
- 第2章 ~昔と同じノリはボクの前でだけにしてよね、もぅ!~
- 変わるもの
- 41.少し、変わった
- 42.ふんっ!
- 43.なんだよ、もう
- 44.この新たな環境で、確実に訪れた変化
- 45.乙女心は大変です
- 噂とレシピと
- 46.女子の間で有名な話
- 47.ぶっきらぼう
- 48.そ、そういうの慣れてないので!
- 49.あ、そういえば
- 50.が、がんばる!
- 眩しくて
- 51.待ってくれ!
- 52.君は?
- 53.かつてと同じ、1人だけの昼
- 54.自分と違う、その笑顔が眩しくて
- 何やってんだよ!
- 55.姫子の兄
- 56.二階堂さん、変わったよね
- 57.秘密、ね?
- 58.見てらんねぇ!
- 59.ボクね、頑張るよ
- 遊びに行こう!
- 60.どこか浮ついて
- 61.先約です!
- 62.ぴったり
- 63.でさ、霧島
- 64.あー、そこからかー
- 65.だってさ、悔しいじゃん
- 66.巨大シアター
- よろしくお願いね
- 67.仮面剥ぎ、化け猫退治
- 68.アレ、ろくなこと考えてないな
- 69.震える手
- 70.デジャブ
- 71.誤魔化し
- 72.だから、よろしくお願いね
- 73.力作だよね?
- 気に入らないや
- 74.不意打ち
- 75.どういうつもりだ?
- 76.こっちだ!
- 77.裏切者
- 78.気に入らないや
- 昔と同じノリはボクの前でだけにしてよね、もぅ!
- 79.乾いた音
- 80.ダメですっ!
- 81.……そうだったんだ……
- 82.特別で一番な
- 83.負けたくない
- 84.昔と同じノリはボクの前でだけにしてよね、もぅ!
- 番外編
- 番外編:春希のにゃーん
- 第3章「――まったく、昔からノリが変わらないんだから!」
- 3-1
- 85.朝駆け!
- 86.外堀は埋めなきゃ
- 87.勘弁してくれ
- 88.やれやれ
- 89.どっち?
- 90.あれ、もしかして?
- 3-2
- 91.勉強会と頼み事
- 92.どんなのが好き?
- 93.それは知らなかったけど
- 94.勘違い
- 95.ちょっとお願いがあるんだけど、いいかな?
- 96.彼女さん
- 97.未だ確信には至らない、生まれたての幼い感情
- 3-3
- 98.かわいい制服
- 99.赤
- 100.姫子×和スイーツ
- 101.姫子はもちろん、花より団子
- 102.てんてこまい
- 103.会いたい
- 104.…………そっか
- 3-4
- 105.淡い青
- 106.どこだっけかな?
- 107.……苦手なんだよなぁ
- 108.そりゃあ
- 109.バーカ
- 110.イベントっ!?
- 111.――田倉真央
- 112.仮面・演技・支配
- 113.迷惑なんていくらでもかけてくれてもいい。だけど、心配だけはかけさせないでくれ
- 114.相談があります
- 3-5
- 115.プール
- 116.アレはその、非常にアレだな
- 117.誰が為に
- 118.何やってんのさ
- 119.一体何をしているんでしょうか、隼人くん?
- 120.だから春希は叫んで手を飛ばす
- 121.「――まったく、昔からノリが変わらないんだから!」
- 122.おかえりなさい
- 第4章「――私も、同じノリで接してくださいっ!」
- 4-1
- 123.いつもと違う夏のはじまり
- 124.女3人寄れば
- 125.二階堂、春希
- 126.ガキが小難しく考えるんじゃねぇ!
- 127.ちらつく過去の妹の顔
- 128.沙紀の声
- 129.どうしてか輝いて見えた
- 130.支えてあげなよ
- 131.ずっと支えてたんだね
- 4-2
- 132.とても綺麗で鮮やかで
- 133.猿かよ
- 134.お姉さん
- 135.アウトドアレジャー
- 136.腕は落ちてないでしょ?
- 137.水も滴る
- 138.羊の群れに放り込まれる沙紀
- 139.バーベキューの闖入者
- 140.殺し文句
- 141.特別な人
- 142.――が欲しいよ
- 4-3
- 143.誕生日プレゼント作り
- 144.本物の熱と色
- 145.気に入らねえぞ、っと!
- 146.だからさ
- 147.心を読むんじゃねーよ
- 148.それはダメ
- 149.笑顔の仮面が出来るまで
- 150.消え入りそうな命
- 151.春希さんは、バカです
- 152.もしボクが
- 153.私にできること
- 154.泣き虫ひめこ
- 155.おやすみなさい
- 156.吹き荒れる心
- 157.友達の兄
- 158.バカだよね
- 4-4
- 159.祭りの日
- 160.いつもと違う夏祭り
- 161.一度あれ、担いでみたかったんですよね!
- 162.前座
- 163.沙紀の神楽舞
- 164.見上げた月に声もなく紅涙を絞る
- 165.「――私も、同じノリで接してくださいっ!」
- 166.エピローグ、もしくはプロローグ
- 第5章 ――たとえ、もう同じノリで接することが出来なくなったとしても
- 5-1
- 167.変化した日常
- 168.移り行く季節
- 169.それでも変わらないもの
- 170.部活と将来
- 171.楽しみだな?
- 172.沙紀と姫子とクラスメイト
- 173.あやふやな夜の下、それでも彼女は移ろいゆく
- 5-2
- 174.見てろよーっ!
- 175.別々の放課後
- 176.何やってんだろ
- 177.高倉柚朱
- 178.誘われてないんだけど?
- 179.ジンクス
- 180.姫子はマイペース
- 181.……何やってんだろ
- 182.怖い
- 5-3
- 183.お泊り会
- 184.眼福
- 185.夜のコンビニ
- 186.し、知りませんっ! もぉ~っ!
- 187.手を伸ばせば、すぐ届く
- 188.愛梨
- 5-4
- 189.ふらりとあそこまで
- 190.フラれてやんの
- 191.こうしちゃいられない!
- 192.決め手
- 193.あの、もしかして
- 194.出会い
- 195.機転
- 196.爆弾
- 197.寝付けない夜/楽しみだな
- 5-5
- 198.縁日
- 199.都会の祭りの始まり
- 200.縁日食べ歩き
- 201.熱闘
- 202.神頼み
- 203.凍り付く表情
- 204.こればかりは譲れない
- 205.くそっ、覚えてろよ!
- 206.――たとえ、もう同じノリで接することが出来なくなったとしても
- 第6章
- 6-1
- 207.変化した日常の始まり
- 208.ふとした変化
- 209.文化祭に向けて
- 210.みなもの異変
- 211.霧島家の食卓にて
- 212.意外な相談
- 6-2
- 213.意外なんだよね
- 214.なりたいもの
- 215.引っ掛かり
- 216.週末
- 217.なりたい自分
- 218.意外な待ち人
- 219.実は
- 220.投げ込まれる爆弾
- 221.どうしたわけか
- 222.おかえり
- 6-3
- 223.優れぬ顔色
- 224.話題の中心
- 225.それぞれの準備
- 226.メニュー会議
- 227.ま、がんばれ
- 228.どういうものが似合うだろう?
- 229.身に覚え
- 230.引き延ばし
- 231.話がしたいの
- 232.掃除道具入れ
- 233.どうして、こうなるんだろ……
- 6-4
- 234.そう見えるんだ
- 235.つい、張り切っちゃって
- 236.すぐ傍にいるから
- 237.母が望む娘
- 238.茶番劇
- 239.ひめこのはるき
- 240.会えませんか?
- 241.同情しないよね
- 242.一輝と姫子
- 243.……ちゃんと
- 244.父
- 245.みなもの事情、春希の叫び
- 246.――今はまだ、普段と同じノリで傍に居ることくらいしかできないけれど
- 6-5
- 247.なら、うちに
- 248.聞いてもらえますか?
- 249.やっぱりそれでも
- 250.軽く言ってくれちゃって
- 6-6
- 251.何も言えなかった
- 252.リハーサル
- 253.大丈夫か?
- 254.もう1つの華
- 255.パンケーキ
- 256.キミが
- 257.こんな時、友達なら
- 258.相談があるんだ
- 259.ややこしいお客さん
- 260.珍しい組み合わせ
- 261.なりふりなんて構っていられない
- 262.投げかける約束
- 6-7
- 263.文化祭①吸血姫カフェライブ
- 264.文化祭②人は第一印象が一番
- 265.文化祭③一体何を見せられているんだ……
- 266.文化祭④こんなに可愛い子が女の子のはずがない
- 267.文化祭⑤眩しいもの
- 268.文化祭⑥一歩踏み出せたから
- 269.文化祭⑦変貌
- 270.文化祭⑧応援してるんだ……
- 271.文化祭⑨屋外/食べ歩き
- 272.文化祭⑩マグロ解体ショー
- 273.文化祭⑪千載一遇
- 274.文化祭⑫文化祭デート
- 275.文化祭⑬そういう未来を
- 276.文化祭⑭もし、さ
- 277.文化祭⑮今のこの私を見て欲しいのは
- 278.文化祭⑯待って!
- 279.文化祭⑰友達
おすすめレビュー
★1,302
★で称える
★ ★ ★
レビューを書く
ユーザー登録(無料)をして作者を応援しよう!
登録済の方はログインしてください。
★★★ Excellent!!!
人間模様が良い @hiro-3115
登場人物それぞれのストーリーもあり、丁寧に作られている作品だなと思います。
文庫版も読んでます
★★★ Excellent!!!
単なるラブコメではない、少年少女の人生模様 @ZXT02L-0018
このレビューは小説のネタバレを含みます。 全文を読む(175文字)
★★★ Excellent!!!
ドギドキ恋の駆け引き @syu123
ボクっ娘とてもかわいいです
★★★ Excellent!!!
コイツァーいいね最高だ。 二航戦 ☆飛龍☆
書籍版も全て買って、Web版も読みました!
やはりいいですね。 ラブコメは
語彙力皆無なのですごいしか言えないけど、凄いです。
小説版全て買いました!
★★★ Excellent!!!
純粋な(素朴な)キャラ同士の男子・女子たちの関係が面白い @yokotani_kam3
まだ半分くらいしか読んでいませんがストーリも文章もいいです。(主人公がガシガシと頭を掻きすぎだとは感じましたが)
こんな恋愛があったらいいなあ、と思えます。
少しじれじれだけど。
★★★ Excellent!!!
大好きな作品 @yyut1919810
このような驚くべき物語を初めて読んで、翻訳機を使っても一生懸命読んでしまいました。その後の発展はどうなるか分からない。ここでサポートしました。
果然天马王道
★★★ Excellent!!!
転校したら隣は清楚可憐な美少女だったけど本当は・・・ 秋葉 幾三
CMで知りました、タイトルに興味があったので、読み始めてみました、
面白いです、普通に女子として可愛くなった幼馴染とイチャラブでは無く、
ヒロインに本音がある所とか、本当の姿や悩みもある所が良いですね、
応援しています。
★★★ Excellent!!!
最高 @rick10260824
ヒロインが皆可愛くて面白いです。
★★★ Excellent!!!
面白いんだけど @nobu727
最近更新されない。
追記・最初から読み直してる。色々気づかなかった内容もあった。学生時代の自分と比べてしまってる。楽しい。