そして彼は生きていく
目が覚めたのは、朝早い時間だった。
妙な夢をずっと見ていた。
あれが現実だったのかはわからない。
でも、自分が病室にいたことから、色々考えられることはある。
手元にホワイトボードがあった。
自分の雑な筆跡で書かれたその言葉は、
『おはよう。もっと自分に素直になっても、あかねは許してくれると思うぞ』
そのぶっきらぼうな言葉につい、笑ってしまった。
「優しいんだね、君は」
病室のドアが開く。
毎日会っているその女性の姿を見て、『俺』は笑顔で言った。
「おはよう。姉貴」
優しすぎるあなたへ 波樹 純 @yosabito
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます