言葉で表す事などできない、淡くて青い純粋な想いが心の琴線に触れる

同じ高校に通う同級生のナツと親友ルカ。
そしてルカの彼氏で一つ歳下のミフユ。
ナツはミフユを紹介された時、親友を取られてしまったような複雑な気持ちを抱きますが、どちらにも屈託ない愛情を注ぐルカを介し、三人で共に過ごす時が増えていきます。
しかし、ナツに好意をよせるタケダから、無神経な言葉を投げつけられ、ナツは心乱されて・・・

この作品が纏う透明感と、直接的な感情表現を使っていないのに伝わってくる、ナツの繊細な心の襞に触れて
私は、全然こんな経験したことないのに、10代の頃に置いてきた、きらきら光る何かを再び見つけたような切なさと新鮮な喜びを感じました。

是非読んで、恋とも友情とも名付けることのできない、言葉に表すことのできない感情を、ナツとともに味わって欲しいです!