喪失と約束が交差する、少年の“神様”としての目覚めの物語

読ませていただきました!

まず第一に……悪夢を何度も見る少年、しかもその内容が他人の命と引き換えに自分が助けられた記憶――よく精神崩壊しなかったな!?って心から思いました(笑)
もし台湾だったら絶対に両親がお寺に連れて行って、憑依霊の除霊儀式とか始まってますよ!
でも何より衝撃だったのは、中学生で彼女持ち⁉
しかも優しくて思いやりのある彼女、さらにイケメン親友までいるという……リア充爆発しろ案件です!(笑)

それは冗談としても、主人公・結真の「約束を大切にするまっすぐな性格」、親友麦のふとした揺らぎや、唯の健気さなど、キャラ一人一人が生きていて、とても自然に感情移入できました。

そして、ゆるやかに積み上げた日常が鳥居をくぐった瞬間に崩れ落ちる。
この演出の切り替えが秀逸で、「あっ、これは長編で一気に引き込まれるやつだ」と確信しました。

“神様になる”物語の導入として、過去の喪失と「約束」というキーワードの強さがすでに読者の心に爪痕を残します。

この先どんな非日常が始まるのか、すごく楽しみにしています!
素敵な作品をありがとうございました。

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