本編を読んだ方も、読んでいない方も

 イヴァンの短気なキャラクターは相変わらずで、王道主人公のような、いわゆる「物分かりの良い」選択はしませんが、だからこそリアリティを感じさせます。
 特筆すべきは、本編で語られなかったキース側から見た世界も描かれていた点です。
 イヴァンとスノウの心温まるエピソードに挟まれながらも、「戦争の罪」というシリアスな問題について改めて考えさせられました。
 本編を読んだ方なら絶対楽しめますし、読んでいない方は本編を読みたくなる、そんな一作です。

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