2章 第ニの戦士プテナ登場! Bパート

「な、何⁉︎あの鎧…て言うか、その声もしかして…あなたレトなの…」

私が、その鎧を見て言った言葉だ、何故私が、この言葉を発したかは、分からない、おそらく、この鎧に恐怖していたのかもしれない…すると、鎧の中から、聞いた事のある、声が、聞こえてきた。

「そうだよ、ローナ!僕ですよ、僕!レトですよ!」

レトの呑気な声を聞いて、私は、ホッと、した。

「よかった、レトだったのね、ちょっとホッとしたわ」

「相変わらず、呑み込みが早くて助かりますよ、じゃあ、僕は、あいつと、戦ってきます!」

そう言うと、レトは、腰に、帯剣している剣を抜き、爆獣の元へ、向かった。

「頑張って…レト」

今の私はレトを応援することしか、出来なかった…。



「フフフ…来やがったか、ティラノ、サンドマウスの仇をトーテムンで取ってやるぜ!いけー!」

「トーテーム!」

ワカーメンの命令を聞いたトーテムンは、僕に、ロケット頭突きをしてきたが、僕は、その攻撃を見事にかわした。

「なんだ、なんだ、いきなり頭突きとは、やってる事は、砂ネズミと、一緒だな」

「ト、トーテームーン…」

あの爆獣は、どうやら、石床に、おもっきり頭をぶつけたらしく、痛そうに、上の頭のでこを抑えていた。

「なんだ、もう終わりか?だったら、今度は、こっちから行くぜ!」

そう言うと、僕はティラノソードを爆獣に向かって、振り下ろした。

(ガギャーン)

「トーテームン⁉︎」

ティラノソードを背中にくらい、トーテムンは、前に吹き飛んだ。

「トーテムン!お前何やってんだーよ!」

「トトト、トーテーム」

「何、あの鎧の騎士強い、俺じゃ相手になるかどうか分からないだと〜、どうするよーワカーメンあいつ泣き言、言ってるよ!」

「待て、俺に考えがある!」

そう言うと、ワカーメンは、オイラに、考えを教えた。

「よーし、トドメだ(ちょっと待てー)」

爆獣にトドメを刺そうとしたときに、ワカーメンが、僕を止めた。

「ぐわーとっとと、なんだよーワカメ野郎!こっちは、とっととトドメを刺そうと思ってんのによー」

そう言うと、ワカーメンは、どこか、オネエチックな声で、笑うと、こう言った。

「そいつを倒してみろ、そしたら、人質の命は、ねぇーわょ〜」

「人質?」

僕は、そう思いながら、ワカーメンが指差す方向を見ると、なんと、ローナが、猿轡されて、ゴーブンに捕まっていた。

「んー」

「ローナ!」

僕は、急いで、ローナの救出に向かおうとしたが、トーテムンの邪魔が入ってしまった。

「くっ、邪魔すんじゃねー!」

(ゴンっ)

ティラノソードのティラノの顔彫ってある持ち手の部分で、トーテムン上の顔を殴り、僕は、ローナの元へ走ったが、トーテムンの下顔の手みたいな、所が、僕の足を掴んだ。

「くっ、足掴むんじゃねー!」

僕は、ティラノソードで、トーテムンの手を叩き斬ろうと、したが、真ん中の顔の手が、ティラノソードを弾き、僕の腕を左右に掴んだ。

「なっ…」

「トトト、テムン」

トーテムンは、笑い声になって無い、笑い声を上げ、僕を引きつけたかと思うと、自分の体型を利用し、僕を磔にした。

「しっ、しまった!」

「フフフ、よくやった、トーテムン!」

ワカーメンは、勝ち誇った顔で、トーテムンを褒め称えた。

「トーテームン〜」

トーテムンは、満更でも無い感じだ。

「くっ、こんなのすぐに、脱出してやるぜ」

「そうは行くか!トーテムンの上の頭!その手で、奴の首を絞めてしまえ」

「トーテームーン!」

(ギチ、ギチ、ギチー)

トーテムンは、僕の首を絞め始めた。

「ぐっ、ぐぁぁぁ」

僕は、ひどく苦しんだ、そりゃそうか、なんせ首を絞められてるんだから、あぁ、意識が薄れていく、僕、もうダメだ…

「んー!」

ローナがなんか叫んでるが、猿轡をされてるせいか、なんて、言ってるかわからない、あぁ、もう、ダメ…


「んー!(レトー!)」

私は、猿轡をされながらも、叫んだ。

「うるさいんだーな、ちょっと静かにしろ!」

私を捕まえている、ゴブリンは、私の耳元で、怒鳴った。

「心配しなくても、君の恋人はもう死ぬ、大丈夫だ、お前も、恋人と、一緒に死んでもらうから、恋人が死ぬまで、その光景を眺めとくんだーな!」

ゴブリンは、笑いながら、そう言った。

「んー…(そっ、そんな、レト…)」

そのまま、私は、涙を流してしまった、当然かもしれないけど…だって、親友を失うんですもん…、ローナは自分の無力さに涙を流した、すると、彼女の涙に、反応するかのように、彼女の身体から、ピンクの玉が飛び出したのだ。

「んー⁉︎(えっ、何これ)」

彼女は、驚いた、しかし、もっと驚いていたのは、ゴーブンの方だった。

「こっ、これは⁉︎」

「んー!(一体なんなの!)」

すると、ピンクの玉は、強い光を放った。

「んー!(キャッ)」

「うわー!眩しいーだなーー!」

ゴーブンは、あまりの眩しさに、ローナから、手を離してしまった。

「ん」

開放された、ローナは、猿轡を外すと、ピンクの玉に、近づいた。

「何かしら、これ」

ローナが、疑問に思っていると、突然、玉が、光を放った。

「キャ、なっ何」

そして、その光は、ローナを包み込んだ。


「うーん…あれ、ここはどこかしら?」

私が、目を覚ますと、ピンクと白が混ざった、霧に覆われた、空間にいた。

(あら、目が覚めたプテね!)

後ろから、女性の声が聞こえた為、私は、後ろを、見てみると、私の目の前に、ピンク色の身体をした、大きな鳥が、目の前にいた。

「ピ、ピンク色のお化け怪鳥だー!」

私は、口に手を当てて、驚いていると、ピンクの怪鳥は、怒った声で言った。

(ピンクの怪鳥とは、失礼プテね、私は、ピンク色だけど、ちゃんと名前があるんプテね!)

「そうなの、じゃあ、貴方の名前は、何?」

私が聞くと、ピンクの怪鳥は羽を広げて、名乗った。

(私の名前は、プテナ!魔法翼竜プテナよろしく、プテね!)

「プテナね、よ、よろしく…」

私は、若干動揺しながらも、プテナに向かって礼をした。

(そんな、改まらなくても、いいプテね)

「え、でも…」

私は、何か、言いかけたが、プテナが少し低い声で、言った。

(ボサッと、してる時間は無いわ、あなた力が欲しいと思わない?)

「えっ、」

(あなたの親友を助けれる、力が欲しいと)

「そっ、それは…」

私は言葉が詰まってしまった、するとプテナは私に対して、こう言ってきた。

(言葉が詰まって、悩むのは、分かるプテね、でも、悩んでる時間は無いプテね!あなたが覚悟を決めないと、あなたの親友は死んでしまうプテね!それでもいいプテねか?)

プテナは真面目な声で言ってきた。

「…そうね」

プテナの言葉を聞いて、私は覚悟を決めた!

「分かったわ、プテナ!私闘うわ、だから、あなたの力をレトを助けれる力を私に託して!」

私の言葉に、プテナは、うなづいた。

(その言葉、待ってました〜!あなたの覚悟しかと見届けた、だから、あなたにこれを託すは、受け取ってダイノストーンとストーンブレスプテね!さぁストーンをブレスにはめるプテね!)

プテナの言葉通りに、私はブレスにストーンをはめた。

(はめたプテね、あっ!そうだまだあなたの名前聞いてなかったプテね、ねぇ、あなたの名前は?)

「私の名前はローナよ!」

(ローナ良い名前プテね)

「ふふ、ありがとう」

私は若干照れた。

(じゃあローナ!変身の合言葉を言うプテね、合言葉はダイノマジックプテね!)

「ダイノマジックね、わかったわ!」

私は一度深呼吸すると、大きな声で叫んだ。

「ダイノマジック!」

すると、私の身体が光出した、光が収まると、私の身体は、ピンクの鎧が装着されていた。

(成功プテね、今日から、ローナは魔法翼竜騎士プテナの姿を手に入れたプテね!)

「魔法翼竜騎士プテナ…あなたと同じ名前ね」

(照れるプテね〜そんな事より、ローナ急ぐプテね、あなたの親友いや、ティラノが死んでしまうプテね!)

「あっ、そうだったわ、待っててね、レトすぐに助けれるからね!」

そう言いながら、私は霧の空間から飛び出した、レトを助ける為に…

(がんばれ、ローナあなたの恋人を守る為に…)

プテナは、小声で言いながら、ローナを見送った。


「ふっ」

私は霧の空間から出ると、トーテムンに磔にされた、レトを助ける為走り出そうと、すると。

「あーもう、2回も変な光にやられたんだーな…ややっ⁉︎ティラノに似た戦士が、いるんだ…グェ」

光が収まったので、目を開けて、魔法翼竜騎士になった私に、指差した、ゴブリンを蹴り飛ばして、気絶させた。

「さぁ、レトの助けないと!」

(待つプテね、ローナ!)

「っ、、!」

私が走り出そうと、すると頭の中から突然、プテナの声が聞こえた為足を止めた。

「プテナ、どうしたの?」

私が聞くと、プテナは、少し早口で、話した。

(実は、言うのを忘れてたプテね、あなたの専用武器を授けるのをプテね)

「武器?」

(そうプテね、ローナどう言う武器が使える?)

「双剣が使えるわ!」

私がそう言うと。

(そうプテね、だったら丁度良かったプテね、じゃぁローナこれを授けるプテね)

そう言うと、ダイノストーンから、プテナの羽の形をした、タガー見たいなのが出てきた。

「これは…タガー?」

私は武器を手に取りつぶやいた、するとプテナが、回して見て、と言うので回してみると。

「あっ、回したら刃が出てきて、プテナの羽みたいになった!」

(ふふ、驚いた!それがあなたの武器の翼竜魔法双剣プテナソードプテね!)

プテナが少し自慢気に、答えた。

「本当に、すごい武器ね!」

(喜んでもらえて、嬉しいプテね!さぁ!ローナこの武器を使って、ティラノを助け出すプテね!プテナソードブーメランモードを使ってプテね!)

プテナソードて、2モードあるのね。私はそう思いながら、ブーメランモードのプテナソードを構えて、走り出した。

「レト、今助けるからね!だから、死なないでね」

だって、死んだら私がこの姿になった意味が無いんだから。


奴に首を絞められて、もう何分経っただろう…

「トトーテムン」

[ギチギチチー]

「ぐっ、グァァー」

「イイぞー!トーテムン!やれば出来るじゃないかー、そのままティラノの首を折ってまえー!」

ワカーメンが、トーテムンに命令すると、奴は、さらにキツく締め付けてきた…

「ガ、ガグァぁ…」

[ギチギチチー、ギチー]

あぁ…も、もうダメ…首の骨がげん…かい…

「トーテー」

[ビュン、ブンブン、グサ]

「ムーン⁉︎」

「えっ、」

突然、トーテムンが悲鳴を上げ、僕は奴の、磔から解放された。

「トーテムン⁉︎だいじょうぶかー!」

ワカーメンが、トーテムンに駆け寄って来た。

「なっ、け、剣が刺さってる⁉︎」

そう言いながら、私は剣を抜いたら、風のような、何が私の前をかすめ、私から剣をひったくった。

「だ、誰だ⁉︎」

私は辺りを見渡した。

「ここよ」

後ろから、声が聞こえて来たので、振り向くと、そこにはティラノ似たピンクの鎧が立っていた。


「なっ何者だ、貴様⁉︎」

ワカメの怪物は、私に名を聞いてきたので私は名乗った。

「私はプテナ、魔法恐竜騎士ティラノの仲間、魔法翼竜騎士プテナよ!」

と私は名乗った。

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魔法恐竜騎士ダイノーラ オーダイルゆうき @o-dairuyuuki

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