初めて女友達

季節が過ぎ、夏になった

私には、女友達ができていた

柚原理音という女の子だ

理音は、私が無表情でも気持ち悪がらずに私と喋ってくれた。

周りが、私を無視する中、私に話しかけてくれた。

自分の考えをちゃんと持っていて、周りがこうだからと動くのではなく、自分の考えに沿って動く、かっこいい子だった

だから、たまに思ってしまう

私なんかが、彼女の隣に居てもいいのかと

キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン

授業が終わった

理音が、私の席にやって来る

「花夏、勉強教えて」

「今度は、どこがわかんないの?」

「連立方程式のXとかがなぜ消えるのか、Xとは、何なのか」

「それはね.....」

毎日恒例の勉強会が始まった

Xが何なのかは、前にも教えた気がするけど、まぁ、いっか

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

約束と秘密 ~遥かな空~ むー @AOHUJISAKURA

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ