詠遠・えいえん

君の顔を眺めた

二分半の静けさ


氷のような瞳から

溶け出した一筋が

今私の上で乾いた


遠くまで響く君の声

その温かな言葉達は

数え切れないほどの

勇気を届けてくれた


今も夢見心地のままに

遠い未来の姿を描くよ

私達を写し取った影が

約束の場所に帰るまで

君の隣に座っていよう


ただその言葉を君に送り

私はここに誓いを立てる

これから君が辿る日々が

かけがえのない愛と夢と

幸せで満ち溢れることを

いつまでも願っていると

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

呈号の詩集 白水悠樹 @1804

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ