「ヴァレンティヌスの百合の花」3人声劇台本

深海リアナ(ふかみ りあな)

【ヴァレンティヌスの百合の花】3人声劇台本


◆出来れば上演前に、

プロフィールを読んでいただけると嬉しいです。

https://kakuyomu.jp/users/ria-ohgami




═ 登場人物 ═


所要時間:約20分 女3名(+男女不問1名)


〇篠宮 紗英(しのみや さえ)

真面目で冗談の通じない、

クールなお嬢様系優等生。


〇桐嶋 瑞希(きりしま みずき)

ボーイッシュで容姿端麗な

皆のアイドル的存在。ピュアで天然。


〇片岡 あいり(かたおか あいり)

あざといキャピキャピ系の小悪魔女子。

好きな人には一途で

意外に的を得た言動が多い。


●篠宮母・先生(性別変更OK)

その場合、語尾などは変更してください。

兼役でも、別々の人が演じてもOK。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あいり

「瑞希くんいたぁ!はい、あーん♡」


瑞希

「え、何?んっ····!?(口に押し込まれ食べる)

ん、あいりの味がする♡」


あいり

「もぉやだぁ!言い方ぁ♡」


瑞希

「クッキー、私のために作ってくれたの?

嬉しいな。あいりにも何かお返ししなきゃね、

何が欲しい?」


あいり

「ええ~?言っていいのぉ?」


瑞希

「何でもどうぞ♡」


あいり

「桐嶋瑞希くんが欲しい♡」


瑞希

「あはは!仕方ないなぁ。

(囁く)じゃあ···今度デートしよっか。」


あいり

「するするぅーーっ!しちゃうーーっ!」


紗英

「(咳払い)」


あいり

「なんですかー?篠宮さん。

わざとらしいんですけどぉ。」


紗英

「片岡さん、教室の中でそういうこと

やめてくれないかしら。」


あいり

「そういう事ってなんですかぁ?あいり、

篠宮さんみたいに頭良くないからわかんなーい。」


瑞希

「あいり。」


あいり

「別にいつもの事でしょー?ねぇ瑞希くん♡

篠宮さん、瑞希くんの幼馴染か何か知らないけど

嫉妬するのやめて貰える?

そういうの流行んないからぁ!」


瑞希

「あいりってば!」


紗英

「バカバカしい。

私を貴女と一緒にしないで欲しいわ。

放課後の時間をどう使おうと構わない。

けど人が仕事をしてるそばで

気持ちの悪いことしないでくれるかしら。」


あいり

「ひっどーい!気持ち悪いとか失礼よ!

これだからお勉強しか出来ない優等生は嫌ぁい!」


紗英

「貴女に好かれたいなんて思ってないわ。」


あいり

「あーん、瑞希くぅん!篠宮さんが意地悪するぅ!」


瑞希

「よしよし、ごめんなあいり。

紗英を許してやって。」


あいり

「むー!デート2回で許すけど 今日はあいり、

ご立腹だから帰る!じゃあね!!」


瑞希

「あぁ、また明日。」



(SE ふたつの靴音)



瑞希

「紗英。」


紗英

「 ·········· 。」


瑞希

「さーえ♡」


紗英

「 ·········· 。」


瑞希

「拗ねんなって。」


紗英

「誰がっ·····。」

「はぁ·····瑞希って本当 人たらしよね。

人の気持ちを何だと思ってるわけ?」


瑞希

「酷いなぁ。

私は求められることに答えてるだけなのに。」


紗英

「はいはい、皆大好きなのよね。分かってます。」


瑞希

「なーんか棘を感じるなぁ。

一番大事な紗英にそんな事言われたら

悲しいなぁ私。」


紗英

「片岡さんにも同じ事言ってるんでしょ?

私にはそういうの効きませんからね!

いい気になりすぎ。」


瑞希

「え~~ ···!(紗英にくっつく)」


紗英

「·····っ、何よ。くっつかないで!」


瑞希

「もうすぐさ、バレンタインだね♡」


紗英

「だからなによ。」


瑞希

「紗英はもちろん、私にくれるんだよね?」


紗英

「どうして私が瑞希にあげるのよ。

あなた毎年男子からも女子からも山積みのチョコ

貰ってくるじゃない。まだ足りないわけ?」


瑞希

「ちぇー!皆はくれるのに幼馴染の紗英だけ

くれないんだ?悲しいー!」


紗英

「どうしてそんなにモテたいのよ。

毎年毎年ひけらかすみたいに

私にいくつ貰ったとか報告してくるのやめてよね。

面倒だから!さよなら!」


瑞希

「なんだよ、ひっでぇな。明日な!」



-次の日-

(紗英の家・インターホン)




篠宮母

「はーい。」


瑞希

「あ、おばさん おはよー!紗英は?」


篠宮母

「あら瑞希ちゃんおはよう。紗英?

日直だとか言って少し前に行ったわよ?

一緒じゃなかったのね、珍しい。」


瑞希

「え、日直?聞いてない···。

分かった、走って追いかけるわ!ありがとう!

行ってきまーす!」


篠宮母

「行ってらっしゃい、車に気をつけるのよー!」


瑞希

「はーい!」




-学校の教室-

(SE ガヤ)




あいり

「変だわ!瑞希くんが遅い!

ねぇ、篠宮さん何か聞いてないの?

毎朝一緒なんだから何か知ってるでしょ!?」


紗英

「知らないわ。

私今日は日直だったから先に家を出たの。」


あいり

「それ瑞希くんに言ったの?」


紗英

「いいえ?」


あいり

「うそ!毎朝一緒に登校してるのに連絡一つせずに

ひとりで来るなんて信じられない!」


紗英

「母に聞いてるはずよ。」


あいり

「それでも、もしずっと篠宮さんのこと待ってたら

とか考えないの!?」


紗英

「考えないわ。長い付き合いだもの。瑞希がその後

どうするつもりなのかも分かるから。」


あいり

「どうするっていうのよ。」


紗英

「きっとまた追いつきもしないのに、走って私を追いかけてくるのよ。まったく。」


あいり

「あなた一体何様のつもり!?

瑞希くんが可哀想じゃない!」


先生

「はーい、席についてー!」


紗英

「先生来たわよ。」


あいり

「なによ!フンッ!」


先生

「挨拶の前に大事な話があります。

実は桐嶋さんが今朝登校中に事故にあいました。

今病院で手当を受けててしばらくは

休みだそうです。」


紗英

「 ·····え?」


あいり

「やだ、嘘!嘘でしょ??先生、瑞希くんは·····

桐嶋さんは大丈夫なんですよね。ねぇ先生!」


先生

「詳しい話はまだ聞いてないから、また電話してみるつもりだけど····」


あいり

「篠宮さんのせいよ!

篠宮さんが一言ちゃんと連絡入れてたら

事故になんて合ってなかったかもしれない!

あなたが瑞希くんの優しさにあぐらをかいて

適当にやり過ごすからこんな事になるんだわ!」


先生

「片岡さん、落ち着いて。軽傷かもしれないし、まだ分からないから·····」


あいり

「瑞希くんが死んじゃったら、

私あなたのこと絶対許さないから!!」


紗英

「(動揺)」

「·····瑞希····っ。」




-数日後-

(SE 扉を叩く・開く)




瑞希

「どうぞ。」


紗英

「瑞希···?」


瑞希

「紗英ー!やっと来てくれたー!

何ですぐに来てくれないの、

寂しかったんだぞー?」


紗英

「·····だって。私を追いかけて来たせいで

事故にあったんでしょ·····?合わせる顔がなくて····その、ごめんなさい。

謝ったって許される問題じゃないけど、

謝らなきゃって。私、なんて酷いこと·····。」


瑞希

「紗英のせいじゃないって。

私がドジっただけだから!

それにほら、ちょっと転けた時に

手をついて骨折しただけだし。」


紗英

「だけじゃないわ!

打ち所が悪ければ死んでいたかもしれない!

私·····瑞希が好きなのに勝手に嫉妬して···

こんな·····こんなことに·····」


瑞希

「本当?」


紗英

「····え?」


瑞希

「私の事好きって。」


紗英

「あ····違うの!好きってその、

幼馴染だし大切っていうか、そういう·····」


瑞希

「そっか、よかった。

紗英に嫌われてたわけじゃなくて。

嫉妬するほど好きでいてくれたとは

思わなかった。嬉しいよ。」


紗英

「違っ·····違うの、本当は·····っ」



(SE ドアが開く)



紗英

「え·····片岡···さん?どうして·····。」


瑞希

「あぁ。あいり、事故にあった日から

毎日帰りに寄ってくれてたんだよ。

花の水変えてくれたり、果物剥いてくれたり、

母さんが来れない時は体拭いてくれたりさ、

もうお世話になりっぱなしでさ!」


紗英

「··········体····?」


あいり

「今更お見舞いですか?一週間も来ないで今更?」


紗英

「あの····瑞希のこと···ありがとう·····。」


あいり

「なにそれ。瑞希くんが自分の所有物みたいに。

篠宮さんって自分のことばっかりね。

こんな時でさえ、瑞希くんの怪我より

自分の保身ばっかりでお見舞いにも来ないとか。

·····がっかり。」


紗英

「あ·····」


あいり

「まだ何か用?瑞希くんのことはあたしが全部引き受けるから帰っていいよ。」


瑞希

「ちょっと二人とも····

私は平気だから喧嘩しないで···ね?」


紗英

「····ごめんなさい····あの····さよなら!」



(SE 病院の階段を降りる音→足音停止)



あいり

「篠宮さん!」


紗英

「··········?」


あいり

「あたし、決めたから。」


紗英

「··········何?」


あいり

「もうすぐバレンタインよね。

篠宮さんは瑞希くんにあげるの?チョコ。」


紗英

「·····どうして?」


あいり

「あたし、今年も瑞希くんにだけあげるの。」


紗英

「そう。」


あいり

「その時に真剣に好きだって伝えようと思ってる。」


紗英

「え?」


あいり

「どう思った?」


紗英

「·····えっ··と·····。その、

瑞希はあんなふうだけど女の子よ?

あなた可愛いじゃない?うち共学なのにそれは

勿体ないというか····」


あいり

「変?」


紗英

「え?」


あいり

「女の子が女の子を、

真剣に好きになっちゃ変だと思う?」


紗英

「あの·····そういうことじゃなくて·····」


あいり

「私はそういうことなの!桐嶋瑞希という人を

男とか女とか言うのと関係なく、

人間として好きなの!大好きなの!!

あの人は素敵よ。いつも前向きで笑顔を絶やさず

常に人のことばっかり。大怪我してる今だって

私や篠宮さんのことばっかり心配してる。

そんなあの人が私は好きなの!そばに居たいの!」


紗英

「恋愛としての····好きよね、もちろん。」


あいり

「そうよ。でもこれだけ尽くしても瑞希くんは

あなたの事ばっかり。友達としてでもいい、

そばに居られるならそれでいいと思ってた。

でも気が変わったの。なんでか分かる?」


紗英

「···いいえ。」


あいり

「あなたがそんなだからよ!

なんで気づかないのよ!そんなに一緒にいて、

まだ分からないの!?」


紗英

「片岡さんが何を言いたいのか、私には·····」


あいり

「あぁもう、イライラする!

瑞希くんはね、あなたが好きなのよ!

何で分からないの!」


紗英

「何言ってるのよ、瑞希はあれでも女の子なのよ?そんな馬鹿な·····」


あいり

「どうしてそう性差に拘るのよ!

好きに男も女も関係ないでしょう!?

どうしてあなたは好きな気持ちから

目を逸らそうとするの!自分も好きなくせに!」


紗英

「私が····瑞希を···好き?」


あいり

「あなたのそういうとこ、あたし大っ嫌い!

ずっと一緒だったくせに瑞希くんの事も自分の事も

なんにも知らないのね。あたしはあなたの気持ちが

分かるから見守ってるつもりだった…

でも、あなたとあたしは違った。…違ってた。

いいお友達になれるかもって思ってたのに。」


紗英

「··········私。」

「貴女を誤解してた。いつもノリだけで

瑞希にベタベタして、私の居場所を奪っていく

嫌な女の子だって·····思ってたけど。」


「あなたになら取られてもいいかもしれない。

私なんかよりずっと瑞希のこと

見ていてくれてるもの。だから·····ごめんなさい。」

「瑞希を·····よろしくお願いします。」


あいり

「後悔しても知らないから。」


紗英

「片岡さんなら。」


(SE 靴の音・去る)


あいり

「本当·····素直じゃない人たち。嫌になっちゃう···。」




-バレンタインデーの日-




(SE 放課後チャイムの音)

(SE ガヤ)



あいり

「瑞希くん!」


瑞希

「え?」


あいり

「退院おめでとうと もう1つ·····

話したいことがあるの。」


瑞希

「あ·····、何?少しだけなら···。」




(SE 小走りで近づく)




瑞希

「紗英!」


瑞希

「よかった間に合って。一緒に帰ろうよ。」


紗英

「·····ええ。」



(間)



(SE 二人歩く)



瑞希

「あのさ·····。あれから··何か私の事怒ってる?」


紗英

「いいえ?どうして?」


瑞希

「あれからお見舞いにも来てくれなかったし、

なんか距離を感じるというか···

話してくれなくなったな~·····みたいな?」


紗英

「·····気のせいよ。それよりまた今年も凄い量ね。」


瑞希

「あ~···そ、そうだよね~····快気祝いかな?

なんちゃって~····」


紗英

「何?」


瑞希

「その~、紗英は今日、

誰かにチョコ渡したのかなぁ~って。」


紗英

「渡してないわ。」


瑞希

「そ、そう!じゃあさ、私が紗英に渡したら、

貰って·····くれる···かな?」


紗英

「え?」


瑞希

「いやほら、お世話になってるしさ、

ほんの感謝の気持ちっていうか~·····」


紗英

「貰う専門のあなたが、一体どうしたの?」


瑞希

「えっと、母さんがさ、

仲良くしてもらってるんだから

渡してみたらどうだって·····

友チョコってやつだよ、友チョコ!」


紗英

「友チョコ·····。」


瑞希

「··········嘘。ごめん。友チョコじゃないや。」


紗英

「どうしたのよ瑞希。本当に大丈夫?」


瑞希

「····················っ。」


紗英

「瑞希?」


瑞希

「ちっちゃい頃からずっと紗英が好きでした!

受け取ってください!」


紗英

「··········っ!」


瑞希

「やっぱり、女同士とか·····気持ち悪いよな。

しかも10年以上も一緒なのに·····

私、ストーカーの域越えてるよなぁ。」


紗英

「(声を出して笑う)」


瑞希

「え·····?」


紗英

「全然気持ち悪くなんてないわ!」


瑞希

「紗英、ちがうんだ、好きって

友達の好きではなくて、なんて言うか·····

異性じゃないけど異性みたいな好きっていうか·····

いや、何言ってんだよ私!」


紗英

「分かってる、分かってるわよ瑞希。

あぁ、どうしよう。

私今、物凄くあなたを抱きしめたいわ!」


瑞希

「ええ!?」


紗英

「·····でもダメなの。ごめんなさい。

片岡さんに怒られてしまうわ。」


瑞希

「え!?何で知って·····」


紗英

「·····え?」


瑞希

「··········え?」


あいり

「ぶっ!!!あはははははは!もうダメ!!

耐えられない!!!!!」


瑞希

「あいり!」

紗英

「片岡さん!」


あいり

「勘弁してよもう!なんなの!

2人ともピュアすぎ。天然過ぎてお腹痛い!

似た者同士過ぎでしょ、可愛いか!」


瑞希

「あいり、なんでここに···

私にさっき告白····あれ?夢·····?」


紗英

「告白?…あぁ·····」


瑞希

「え、何その反応。」


あいり

「やだ嘘じゃないわよ、本気。

でも上手くいくなんて思ってなかったわよ?

きっとあたしの告白が起爆剤になっちゃって

こうなることも分かってた。

でも伝えたかったのよね!どうしても!」


紗英

「それじゃあ瑞希は片岡さんを····」


あいり

「篠宮さん、あたしはあなたの事が嫌いよ!

その素直じゃないところが特にね!でもそうね、

ひとつだけあなたとお友達になれる方法があるの。

わかるわよね。」


紗英

「片岡さん·····。(頷く)」


「瑞希。」


瑞希

「なに???」


紗英

「意地張ってあなたを遠ざけたり、

嫉妬してるのに隠そうとして知らん振りしたり、

こんな素直じゃない私でごめんなさい。

沢山悩ませて、きっといっぱい落ち込ませて

本当にごめんなさい。」


「ついでにあとひとつだけ、

私の我儘を聞いて欲しいの。」


瑞希

「うん。」


紗英

「ずっと私のそばにいて。」


瑞希

「え·····」


紗英

「本当は私も、

バレンタインチョコ·····渡したくて隠してた。」


瑞希

「えぇ!?」


紗英

「私も·····小さい頃からずっと好きでした。

受け取ってください。」


瑞希

「···············っ!」

「もちろん喜んで!!(抱きつく)」


紗英

「きゃ!」


瑞希

「あーもう、絶対離したくねー!!!」


紗英

「ちょ、ちょっと!ここ外よ!や、やだっ。」

「片岡さん!何ボサっとしてるのよ。

貴女にも責任があるのよ、こっちに来てよね!」


あいり

「えー、だってあいりぃ、邪魔だしぃ····」


紗英

「今はいいのよ!いいから来てお願い!」


あいり

「ははーん?突然の幸せに耐えきれないのねぇ?」

「いいよぉ?あいりにも分けろーーっ!」




瑞希

「(N)バレンタインには、

恋人たちを結ぶ聖なる神様がいるんだとか。」


あいり

「(N)勇気を出して、

素直になれた人にだけ与えられる幸せの日。」


紗英

「(N)聖ヴァレンティヌスは子供も大人も、

男も女も、恋するすべての人に

等しく花をくれるのです。」




紗英

「ちょっと、痛い!飛びつかないでよね!」


瑞希

「あはははははは!二人同時に愛してやるー!」


あいり

「キャーーーッ!嬉しいーーーーっ!!!」


紗英

「もう、今だけよ!(笑う)」



紗英

「(囁く)ありがとう、二人とも。」




[完]





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