第22話:おしまい
「さてと、現実世界で1ヶ月半くらいサボっちまったし、そろそろ作品を書く意欲も減退してきた頃だから、シメに入るとするか」
「執筆している作者本人がキャラクターの名前とか口調を殆ど忘れているくらいだものね。正直言ってツッカエよ」
「こういう大人にはなりたくないものですね」
サボりぐせが多くても、立派な大人になれました。
それじゃあ……アクションっ!!!!
俺と魔王がかっこよく接戦している!
キンキンキンキン!
キンキンキンキン!
勝負が決まりそうだ―!
「くらえっ! ファイナルフィナーレ!」
「ぐえー死んだンゴー!!!!!!!」
バタン
………
……
…
てーっててーれれれ
てっててれれれーれーれー
てーってーってってれってってー
「まずは主役を務めさせていただきました、主役の、えっと……えーっと名前なんだったっけ」
「祐介? 雄介? 汎用的な名前過ぎて漢字忘れちゃったわ」
「うん、確かゆうすけだったはず。俺、ゆうすけ! 多分トラックとかで異世界転生した設定だったと思う! みんな、ありがとなっ!」
「じゃあ次は私ね。私は女神。名前を覚える必要がないから楽」
「異世界転生で汎用的に生み出された女神。今回も都合よく活躍してくれたことを感謝するぜ」
「きゃっ、ステキ。好き〜♪」
こうして女神とゆうすけは恋愛フラグが立ちまくって恋人同士になった。
「……ちなみに倒されたはずの、魔王こと、僕は出たほうがいいのでしょうか?」
「おっ、いいぞ。文字数が相当余ったからガンガン使っていけ!」
「は、はぁ……とはいっても、大して語ることもないんですけどね」
「ちなみに俺は、今どきの考えを理解しているから、性別とか関係なく愛を注ぐことができるぜッ!」
「うほっ、ゆうすけさん! 大好き!」
こうして魔王とゆうすけは結婚した。
………
……
長く苦しい戦いの末に主人公ゆうすけ?(多分)は、魔王という驚異を倒すことに成功した。
ありがとうゆうすけ。世界を救ってくれてありがとう。
こうして世界が平和になったことだし、カクヨムで★が100万個付けられて書籍化してアニメ化されるに違いない。
悪いね皆、一足先に、アニメ化デビューさせてもらうぜ。
FIN
あと3万文字以内に魔王を倒さないと世界が滅ぶ物語 タチマチP @String-like
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