女神の木像を必死で守ったり、奪おうとしたりする男たち!何故こんな事に?

主人公の女性海軍軍人ルティーナが乗る軍艦がある日、火災に見舞われます。
みんなが逃げる中、その軍艦の艦長ルウムは何故か必死に船首像を守ります。
そんなルウム艦長の姿に呆れるルティーナ。
その後も事あるごとに船首像にご執心のルウム艦長を見たルティーナは……

美人とはいえ木で出来たただの像。
それを巡って右往左往する人々の様子が面白い作品です。
この船首像を中心に物語が進んでいくのですが、冒頭では火災に見舞われ、後半ではピンチやアクションありで飽きさせない展開が続いて面白かったです☆

私が作者様の作品を読んだのはこの作品が初めてです。
この作品は「ロワールハイネス号の船鐘」スピンオフ作品とのことですが、小説概要に”単独で読める”とある通り、「ロワールハイネス号の船鐘」を読んでいなくても十分楽しく読めました!