第92話.最終回。
「では、失礼いたします。」
「うむ。ごくろう。」
数人のメイドが着替えやタオル、桶を持ち寝室から立ち去る。
毎日、朝晩に、身体を拭いてもらった後に、着替えさせて貰い…。
数人掛かりでベッドに横たわる。
沈んだ身体を馴染ませる…。
「イテテテテテテ」
持病の腰痛が…。
アレから年月が経ち…。
俺は年老いて寝たきりに近くなった。
皴の深くなった手を見る。
嘗ての力は失った。
魔法で補助すれば何とか成るが、今は脊椎の軟骨が神経を圧迫している。
激痛だ。
腰を使い過ぎたのだ。(激流。)
隠居しても元気にボローニャで頑張った。(孫やひ孫と同い年)
家督はハルトに譲った。
今の領主はハルト・フォン・ビゴーニュを名乗っている。
ハルトは領民軍の指揮官として、北カルロス帝国への鉄道敷設を行いながらの侵攻作戦を完成させ。
結果、南カ・ペー帝国軍を出し抜き我が領民軍の単独で電撃侵攻を行い、敵首都包囲戦を行った。
大量の土魔導士を動員した機械化工兵連隊が道と路盤を整備し。
魔石化した悪魔の卵を動力源に開発された
その後、鉄道工兵連隊と鉄道施設列車で半自動化された軌道施設…。
|即応施設大隊隊(工場で作って現地で組み立てる)だ。
時間が勝負の三交代勤務(ブラック)
全ての想定を考え準備を進めてきた。
風呂や洗濯のできる衛生列車や病院列車、調理列車はもちろん作業員用の寝台列車まで作って侵攻の準備をしたのだ。
戦争に必要な物資は全て領内の生産力で賄った。
莫大な物資を…。
魔法の屯パックを鉄道で輸送したのだ…。
結果、帝国軍を物量で圧し潰した。
無論、こちらの兵は若い者が多く、経験が足りていない。
しかし、衝突した帝国軍の練度はお世辞にも良いモノでは無かった…。
戦闘日報を読んだ限りは…。
昔の方が強かった。(´・ω・`):略奪でアルカンターラの経済が破壊されてお金の掛かる軍隊の維持が出来なくなったのが原因です。
戦争という物はそんな物だ。(´・ω;`):ヲソ口シア…。
戦場での優位、不利は相対的な物だ。
結果、我が軍は帝国軍を圧倒して。
敵首都を包囲して、”
降伏の証として老齢のカルロス13世の処刑をハルトは見届けた…。
無血入城を果たしたハルトは軍を進めたが。
残念ながら念願の
南帝国の軍が立ち塞がったのだ。
南帝国の新皇帝が自らが率いた軍隊。
南カ・ペー帝国の新皇帝をやっているのだ…。
帝国貴族のカーレーは南帝国の重鎮らしい。
ビゴーニュ軍による、カーレーへの侵攻は政治的に阻止された。
クロウが”カーレー領は南カ・ペー帝国に所属する。”と引かなかったのが原因だ。
その為、
クロウが旧帝国全土の補完を諦めたのが不思議だが強い意志を持って居るのは解った。
帝国にとって分の悪い話だが…。
新皇帝の意志は
ならば自由に切り取ってやる。
嘗ての帝国が領土を主張していた獣人達の北部部族同盟は密約通りに公式に獣人自治区と成り。
今は獣人連邦国家を形成して雑多な獣人達をオオカミ族が中心に独立政権を担っている。
ビゴーニュの地方都市に変わった。
嘗ては帝国の中心であった豪華な宮廷と居城は博物館と美術館で。
今では鉄道で繋がって郊外に官公庁街が完成している。
終戦後、マルカと一度訪れた事がある。
公式な訪問で盛大な歓迎式典やパレードの間、マルカはずっと不機嫌であった。
本場のカレーは旨かった…。
出来ればカーレー領で海鮮カレーが喰いたかった…。
「海が有れば…。この異世界が狭くなるのだ。」
見慣れた天井に呟く。
腰がズキズキと痛む。
「この痛みが無ければ…。」
せいよくをもてあます。
毎日、メイド三人は種付けできる!
生きるボローニャ!滾るオットーを奔らす。
しかし、騎乗位でも激痛を催すこの身体。
俺の身体はもう既に終わったのだ…。
俺の役目は終わりつつある。
意思を継ぐ
久しい者の便りもあった。
フェルッポの奴が北征極地探検隊を編成して、このビゴーニュを通過した。
学生の時の夢を叶える為に
交易の始まった北の
エルフやドワーフ達との話を通して欲しいとの協力要請だ。
俺は手紙一つ書くだけだが。
最終目的は
フェルッポも歳だが未知に立ち向かう心算だ。
わが領地の大学校も協力している。
悪くない。
人生のロスタイムを楽しもう…。
出来ればもっとぎんぎら銀にさり気無く…。
腰を振って終わりたかった…。
ベッドに沈む頭、腰の鈍痛を和らげる姿勢を探す。
『おとうさま…。ご面会を宜しいでしょうか?』
ABKの念話が入る。
やれやれ、男の娘の面会だ…。
「うむ、入れ。」
ダァー☆を開ける黒髪の男の娘。
たしか、
引っ込み思案で、前に出る事も無く。
俺を物陰から見ながらミニスカ下の栗ペ二を何時もシコシコしている…。
「おとうさま…。ご機嫌は如何でしょうか?」
「ああ、悪くない。」
嘗ての
笑顔でベッドの上で答える。
俺に取っては只野通過点だ。
何せ、一回死んでいる。
翔ちゃんの世界線だ。
出来れば神によるチュ-トリアルが欲しかった…。
だが全てが終わった話だ。
長い人生だった。(光る頭)
「おとうさま…。あの…。」
「なんだ?
はにかむ男の娘…。
そういえば何時ものゴスロリドレス姿ではない
ベッドの横に立つ魔法使いのローブのような黒い服…。
「おとうさま、見て。」
手を広げ、すとんとローブが落ちる。
胸のふくらみに雪の様な白い裸体に無数の紋章。
身に着けているのは、いきり立つ栗ぺにの革の拘束具…。
全裸マントだと!!
「お、お、なんだ?ソレは。」
出会った時から…。
「おとうさま…。転生の紋章です。おとうさまとわたしの
「転生…。」
「はい、わたしの子宮で新たなるおとうさまの身体を育てます。確実に
「そうか…。」
確かにこの寿命を待つ身体を捨てればもう一回遊べるPON!!
GUIには”転生の秘術をおこないますか? →Yes No”の表示が出ている…。
俺は何を選択すれば良いのだ…。
”転生の秘術をおこないますか? Yes( ttps://novel18.syosetu.com/n6369hv ) No( アルファポリス:R中TYPE-乙三・改Ⅱ型 )”
(´・ω・`)本当はワンクリックで転送したかったが…。
(´・ω・`)技術的な問題で出来ませんでした。(直リンク貼付け禁止。)
オットー・フォン・ハイデッカーはゲーム脳∵悪魔の軍団 焼肉バンタム @arino_ryousi
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