第91話.悪魔のダンジョン17

(#◎皿◎´)前回のゲーム脳は。

(´・ω・`)ふたなり…。(正直、ここまで書けると思ってなかったわ…。)

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結局、ABK悪魔僕っ娘シリーズは2000番台で打ち止めに成った。

理由は現地での生殖利用生物が見つかったのだ。

確か、300番台第7版の製造中の話だ。

ソレでも当時は500個同時羽化施設が計画中だったので。

満足できるまで作った結果。

2965番が最終番号に成った。

もう少し、歩留りを上げたかったのが正直な所だ。

なお、ABK2000番台以後はダンジョン管理の仕事をさせている。

教団の幹部にも入り込ませた。

これで、教会は完全に俺が掌握した。(ふたなり・シスタ-)

何せ量産お姉さん型の2000番台の多くは事務職しかしてないが戦闘力は魔王並だ。

一方悪魔惑星に送ったABK悪魔僕っ娘シリーズは現地で数を増やしている。

現地素材で数を増やすのは宇宙開発の基本。

これ、翔ちゃんの知識だ。

なお、現地での生殖利用生物はハイ・エルフだった。


当時の事を思い出そう。


『おとうさま?ウィ・ギンティです、お時間よろしいでしょうか?』

ABK20ウィ・ギンティが念話を飛ばしてきた。

恐らく大地球に遊びに来たのだろう。

悪魔惑星との間では通信に成功していない。

ABK悪魔僕っ娘達は時々、姉妹と会うために遊びに帰る事が多い。

あのゴスロリ姿の姉妹が街をショッピングキャッキャウフフしているのを時々見る。

当時は何をしていたか…。

確か机で何かを設計していたのは覚えている。

『ああ、良いぞ。』

最近、とんと察しが悪くなった…。

簡単な計算が酷く面倒に思う。

歳をとったので仕方がない、ハゲを叩く。(つるピカ白髪頭)

計算でうんざりしていたので気分転換にちょうど良い…。程度の考えであった。

『面白い生物を見つけました…。ぜひ、おとうさまに見ていただきたいの。』

『わかった、向かう。』

ダンジョンマスター権限を持っていた当時は魔王ダンジョンの奥へ一つ飛びだ。

悪魔惑星への転送紋前で、正座して待つABK20ウィ・ギンティABK43クワ・トリア

深々と頭を下げる淑女(棒付き)。

「おとうさま…。お目通りしたいと申す者を連れて参ります。」

良く解らないが言葉を流す。

「おとうさまも、きっと気に入ると思います。」

歳を取ると察しが悪くなる…。

とりあえず流す。

「おう。連れてこい。」

破れかぶれだ。

ABK43《クワ・トリア》が紋章の中に消える。

「戦況はどうだ?」

空気を誤魔化す。

「はい。前回のおとうさまへのご報告で転送門の周囲は要塞化が完了しました。周囲の魔王と城を三つ程、落としたのですがその中に面白い生き物を見つけたのです。」

自爆悪魔は正常に動作したらしい、ABKの最初の報告では転送門周囲は完全な荒野…。

浅いクレーターの底で砕石砂漠に文明の跡だったそうだ。

「そうか。ソレは楽しみだな。」

悪魔の惑星への橋頭堡侵略拠点は確保した。

後は…、現地呼応者裏切り者だ。

紋章が光り、ABK43クワ・トリアと髪の長い…。

シュッとした感じの長い銀髪頭が土下座している。

「おとうさま。向こうのエルフ族です。」

確かに髪の間から長い尖った耳が見える。

ワンピース姿で歳は不明だが女の様子だ。

「ほお、悪魔惑星向こうにもエルフが居るのか…。ソレは面白いな。面を上げよ。」

『おとうさまにご挨拶を。』

「せいhふぃおさ、jfscmf!w@えmvれps;ld;」

面を上げる途中から明らかに語感が変わる。

ひどく驚いている様子に見える。

銀髪の細身の白エルフ女…。

シュッとした顔立ちだ。

無言でABK20ウィ・ギンティが白エルフを殴った。

ABK43クワ・トリアが大斧の背でエルフの背中を殴打した。

「殺そう。」

「そうね。所詮家畜ね。無駄だったわ。」

「ふむ…。何と言ったのか?」

殴打にすすり泣くエルフ…。

何かを呟いて額を地面に。

おそらく命乞いタイムだ。

「いえ…。おとうさまにはお耳汚しで…。」

ABKが満面の笑顔で答える。

「この者は族長で一族が悪魔の家畜だった所を我々に命乞いしてきたのです。」

「生殖を悪魔に握られ食用と愛玩用、儀式用に使われていたんですよー。」

溜息で絞り出すABK20ウィ・ギンティ

「わたしも見る目なかったわー。」

ABK43クワ・トリアが大斧を返し、刃の部分を下に振りかぶる。

「sろjが!sろjが!!」

涙を流し命乞いするシュッとしたエルフ。

「まあ、待て。この生き物は何と言った?」

ABK20ウィ・ギンティABK43クワ・トリアが目を合わせる。

「おとうさまのことを…。なんだ、この醜い生き物は…。と。」

ABK20ウィ・ギンティが観念して話す。

「なんだ…。その程度のことか。」

昨今、娘達にもキモイおっさん扱いの俺には特になんとも思わない…。

実際、娘達より若い娘を (ヒゲのハゲが)デブアッハーンしているのだ。

自覚はある、翔ちゃんの基準で考えても今の俺はキモイ。

「伝えろ、慈悲の心で許してやる。二度目はない。俺への敵意は心の中に仕舞っておけ。」

「えー。」

「おとうさま。殺すべきですぅ。出来ることなら種族事抹殺を。」

「そうか、では…。今回の失態を償うべく、処女の娘を2人分、毎年、労役税として取り立てる。」

だが、領主として領民の期待に応えているのだ…。

デブ・ヒゲ・ハゲ・工口の大魔法使い!!

帝国も国王も文句言えない、俺が法律!辺境伯だ。

一つでも欠ければ他の者から”老いた”と思われるだろう。

「おとうさま。こんなので繁殖するんですか?」

「えー、こんなのの姉妹いらないー。」

汚物を見る目で土下座エルフを見る。

悪魔が何の実験をしていたのか気になる…。

異世界エルフの身体の構造も気になるが…。

こっちのエルフとどう違うのだろうか?

「しかたがないわー。『慈悲深きおとうさまは、あなたの暴言をお許しになられるそうよ但し…。』」

ABK20ウィ・ギンティが土下座エルフに言い含む。

「ふぇじょprfじゃえ;sdg!」

地面に額を擦り付ける灰エルフ。


雌雄同体である棒付き天使ABK悪魔僕っ娘シリーズは悪魔惑星でハイ・エルフとの交配を行い第二雌雄分離世代が発生した。

悪魔の惑星の霊長類ピラミッドを塗り替えるために…。


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(#◎皿◎´)ABK悪魔僕っ娘シリーズはふたなりです。(前後に。)

(´・ω・`)前後!

(#◎皿◎´)前後、産める。産ませられる。アイドノレ達です…。(但しABK同士の交配は悪魔に戻ってしまう場合が有るので禁止事項です。)

(´・ω・`)前方後方人畜不敗!(…つまり栗ペ二)

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