このお話をシリアスと捉えるかはアナタ次第です。叫べないマンドラゴラと、愛ゆえに(魔)改造されたキツネの一本と一匹。アイデンティティーを無くした彼らの思いや悲痛にも似たある種の叫びは、読んでいて胸をつつかれた気がしました。最後のオチも良かったです。幸せのカタチはそれぞれあります。世界はこんなにも広くて、どこにでも行けちゃうんですから。素敵なお話をありがとうございました。
書き出しのパンチにゲラゲラ笑って読み始めたのですが、中盤から一転してハードかつシリアスに様変り。展開の起伏が気持ち良かったです。