ここまで主人公の顔が見えない小説も珍しい

web小説にありがちなのが、「ある程度主人公の顔が想像できる」書き方になっていること。
悪役令嬢だったり優男だったりイってしまった奴だったりと様々なのだが、この小説に限って言えば主人公ズの顔が全然見えてこない。むしろ主人公に絡む受付嬢等の顔の方がよく見える。
それでいて主人公ズのキャラが際立っている上に、年齢を重ねていて安定感もあるのでいい意味で違和感が凄く、読んでいて安定する割に飽きない。
モブキャラ系主人公の描き方の理想形に見える。

もし書籍化されるのであれば、どうか「こいつら普通に満員電車で見かけるような一般社会人じゃん」と思えるようなキャラデザにしてほしいと願うばかり。