わたしのしらないおはなし

「大丈夫の様ね」











「俺もそれなりに警告はしたつもりなんだけど…ったく予想外の成功だな。それでこの成功を母国に伝えたら、この際ってばかりに勢いに乗ってこの周辺を攻めてみる事になったようだな。それで反応はどうだい?」

「とりあえずは問題ないみたいだわ」

「そうか、それならばとりあえずはしばらく様子を見よう。このままうまく行けば一挙に中枢部を押さえる、駄目ならば撤退だ」

「その場合は私たちが責任を取ってきちんと返さないとね」


「そうだな、でもどうする?」

「何が?」

「二日前に受け取ったメスの個体、分析した結果予想外に低スペックでな。まあ接していて本当に疲れたから予想通りとも言えるけどな。だからこそこの任務が成功したんだけどな。それがもし平均的なスペックであれば、一挙にこの星を……」


「だからさ、慌てるもんじゃないでしょ。まずはとりあえず例の円形金属を」

「そうだな、これでこの星の技術の程度を母国に知らせ、指示を待とう。この星が我らが住むに値するか、それとも資源を集めるだけの価値しかないか、見極めてからでも遅くはないだろうからな」

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