第四回

「なぜだ!なぜだ!確かに消滅を確認したはずだ!」



「さて、どうかな。消滅したのが本物だとは限らない。死んでいるように見えているだけかな?」


そういうと消滅したはずの男の身体は蜃気楼から現れたように傷がない姿で現れた。


「さて、お前の処遇は一体どうしようか…悩むなぁ…まぁ…惨殺かなw」


そういうと男は右手をしゅっと右から左へ振った。その瞬間相手の左腕が何かに嚙まれたようにえぐられていた。


そのまま何度か男が手を振ると左腕、右足、左足の順にえぐられていった。


「さて、これで終了かな」


最後に水平に手を振ると相手の首がえぐられた。


「なぜ、、、」


そう言い残し、相手はこと切れてしまった。


「何故って?それは…僕にもわからないや」


そう言い残し男の姿は消えてしまった。



そこに残されたのは、嚙み傷がある死体のみであった。


~fin~

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

駄文 鴉樹懶 @CrowDutch5

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る