信じることはむずかしい
ジュン
第1話
「昨日、学校の帰りにK君に『好きだ』って言われたの」
「うっそー!良かったじゃない!K君、イケメンだし、性格いいし」
「そうなんだけど……」
「なんか、腑に落ちないことでもあるの?」
「……私なんかでいいのかなって……」
「自分に自信がないの?」
「釣り合うのかなって……」
「それはあんたが地味だから?」
「私、彼に聞いたの。『私のどこが好きなの』って」
「そしたらなんだって?」
「『僕の気持ちが信じられないのかい』って、彼言うの」
「『そうじゃないんだけど……』って言ったら……」
「そしたらどうなった?」
「『僕のことは疑ってくれてもいいんだ』って言うの」
「…………」
「私聞いたの。『じゃあ何を信じればいいの』って」
「そしたらなんだって?」
「『Believe believing. 信じることを信じて』」
終わり
信じることはむずかしい ジュン @mizukubo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます