概要
西暦2043年の世界を生きている新子友花は元気です――
西暦2043年6月7日――
「ねえ? 勇太……」
「なんだ? お前……」
「あたし達の子供……あれでよかったのかな?」
「過去に送った、俺達の子供か?」
「うん」
「俺達って、親失格だな……」
「やっぱ……そうなるよね」
「そうなるだろ! 子供を過去に送って人類を救おうなんて、俺達はダメ親だな……」
「……あたし本当はさ、平和だった頃の聖ジャンヌ・ブレアル学園に送って、子供を助けたかったんだよ」
「そんなことだろうと……思ってた」
「聖人ジャンヌ・ダルクさまに逢わせたかったんだ。あの頃のあたしが祈り続けたように――」
「……逢えるんじゃね? お前、逢ったことあるんだろ」
「うん……逢ってほしいね」
「俺とお前が逢うべくして逢ったように……、逢えるって」
あたしと勇太は生きています。
「ねえ? 勇太……」
「なんだ? お前……」
「あたし達の子供……あれでよかったのかな?」
「過去に送った、俺達の子供か?」
「うん」
「俺達って、親失格だな……」
「やっぱ……そうなるよね」
「そうなるだろ! 子供を過去に送って人類を救おうなんて、俺達はダメ親だな……」
「……あたし本当はさ、平和だった頃の聖ジャンヌ・ブレアル学園に送って、子供を助けたかったんだよ」
「そんなことだろうと……思ってた」
「聖人ジャンヌ・ダルクさまに逢わせたかったんだ。あの頃のあたしが祈り続けたように――」
「……逢えるんじゃね? お前、逢ったことあるんだろ」
「うん……逢ってほしいね」
「俺とお前が逢うべくして逢ったように……、逢えるって」
あたしと勇太は生きています。
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