最高の罰ゲーム

ダメダメな主人公=環と、白ギャル美女の幼馴染=空。
環は持ち前の卑屈さで空を遠ざけるのに、空は環にゾッコンで離れてくれない。

始まりは罰ゲーム。それは最低な罰ゲームでした。
けれども環が考えた意趣返しから思わぬ方向に進展していき、最後に訪れる罰ゲームと意趣返しは、——本当に最高なものでした。

設定はラノベの主人公のような羨ましくなるようなものですが、彼の性格があまりにリアルで、その羨ましい設定が吹き飛びます。
いつしか環さんを応援しています。
二人の関係を応援したくなっています。

そしてラストには、新しい風がさわやかに吹き抜けていきました。