エピソード
先に、電話をしたのは俺だったのだろうか?
逢えたと泣きながら話す紗南を伴ってあの日の火葬場を訪れた。
そして、まだつぼみの桜の木の下で手のひらをお互いに開いた時にはまだ桜の花びらはお互いの手元にあった。
それなのに、お互いの手のひらの桜の花びらを確認したところ、桜の花びらは消えてしまった。
以上が俺と紗南の間におきた奇跡である。
―そして、俺たちが里桜という娘を授かるまでの話はまたの機会に―
あなたは縁を信じますか?
縁~えにし~ 紗里菜 @sarina03
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