目の前に降り立ったのは、美しき武人の少女
- ★★★ Excellent!!!
大正時代。
それは今から考えれば大昔のこと。
『鬼滅の刃』で注目されそうな気配があるものの、それは「今」でないことだけは確かだ。
これは、そんな時代から始まる物語。
楓は、家族を正体不明の怪物に殺される。
最期まで彼女を想っていた母は、娘を助けるために最大限の力を使った。
そして現代―――
竜弥と実来の兄妹は、自衛隊の職務に就く父と反目しながら暮らしていた。
特に兄にその兆候が強く、彼は父に物申すために出る。
しかし、そこにもあの怪物たちは押し寄せて来て……!
命の危機を悟った兄妹の前に、一人の少女が舞い降りる。
少女・楓と竜弥、実来の前に現れるのは、誰も知らない正体不明の化け物たち。
そこに自衛隊も絡み、戦いは混沌と化していく。
果たして楓と竜弥は、大切な家族を、町を守ることが出来るのだろうか?
親子の確執、それでも途切れない何か、そして新たな結び付き。
時代を越えて果たされる約束の行方を、あなたにも見届けて頂きたい。