宇宙戦争掲示板のネタ

本編に乗せるにはあまりにも蛇足なのですが、思い浮かんでしまったためネタ帳に書き込みます。


ただ、思いっきり本編最終回のネタバレを含んでいますので、未読の方はご注意ください。


この話は本編のイメージを崩す可能性がありますのでご注意ください。


それでもよかったらどうぞ。












『エージェント起きて!起きてください!』


『……申し訳ありません。閉店時間を過ぎておりまして』


『誰も閉店時間なんて聞いてねえよ!起きろ!』


『……え? 誰かに似ている? 宇宙は広いですから、似た人は1万人くらいいるでしょう』


『バレかけたのかよ!しかも多いわ!いいから起きろつってんだろ!』


『……落とし弾? ああ、お年玉か』


『まさか銃弾プレゼントしたんじゃないだろうな!? ええい!特務!タコの奇襲です!我が軍不利です!』


『俺が前に出る!体勢を立て直せ!……うん?』


『起きるとは思ったけど、マジで起きたわ』


『タコはどこだ? 何処だここは? ザ・ファースト?』


『疑問の優先順位おかしいだろ!おっほん。おはようございますエージェント』



こちらは未だにサイバーパンク、または終末世界に迷い込んだ話を書きたくて考えた冒頭なのですが、どうしてもラストが思い浮かばず没……。ただザ・ファーストとの掛け合いを公開したかったので、そこだけ書きました……・


続いては本当に蛇足の思い付きなのでご注意ください。















pipipipipipi


「あなた電話よ」


「すまんが出てくれ。今正念場だ」


「ひいじいー。ババどっちー?」


「きゃはは!」


「それは言えん」


「はいはい。はいもしもし?」


『夜分遅くに申し訳ありません。突然なのですが、50年前の生存戦争を経験された方でしょうか?』


「え? ええそうですけど」


『本当に突然で申し訳ないのですが、実は私、生存戦争で活躍された特務大尉の残されたご親族、ご子息達を支援している団体の者で』


「ちょっと待ってくださいね!」


『分かりました』


「ちょっとあなた! 電話代わって!」


「えいこっち! やったー!」


「ひいじいよわすぎー!」


「いっつもババもってるー!」


「そんな馬鹿な……」


「はよ来い! ちょっと変なこと言ってて」


「ひいじいは電話に出て来るから、皆で遊んでなさい。何故いつも俺にババが……変? もしもし?」


『夜分遅くに申し訳ありません。先ほどの方にもお尋ねしましたが、50年前の生存戦争を経験された方でしょうか?』


「ああ」


『突然で申し訳ないのですが、実は私、生存戦争で活躍された特務大尉の残されたご親族、ご子息達を支援している団体の者でして、センターにいるその方達が現在非常に困ってておいでで、どうか今から言う口座に支援金を』


ガチャン


「心当たりある?」


「ちょっと待て」


pi


「久しぶりだなザ・ファースト。助けて欲しい。殺される」


『敵の規模は!? 何処から来ます!? 今の人類で対処できますか!?』


「一人で横にいる。対処は難しい」


「私か!」


『は? どういうことです? 奥方ですよね?』


「さっきウチに、俺の子息たちに支援金を払ってくれと電話が掛かって来た。なんでもセンターで困窮しているそうだ」


『典型的な詐欺だよ!』


「そんな事は分かっている。問題はきちんと証明しないと、浮気したなと妻に殺されるという事だ」


「んな事するか!」


『奥方はそう言ってますよ?』


「騙されるな。とにかく証明してくれ」


「私を一体何だと思ってるのよ!」


『まあいいですけどね。昔と違って暇ですし。ふむ。そもそもセンターからではありませんね。端末にアクセスっと。ん? これは……。はははははは。突然ですが、センターでエージェントが捕まえた銀行強盗を覚えてますか?』


「ああ。最前線のだろう」


『まだテレビでネタにされたの恨んでるのかよ! おっほん。どうやら彼ら4人が犯人のようですね』


「なに?」


『ああ、ああ。出所後ちゃーんと反省して目立たない様、小さな詐欺をずっと繰り返しているたようですね。流石に私が暇と言っても、こんな事にスペックは割いていませんでしたが、運の尽きというか何と言うか。本人に詐欺をするとは、まさにバカアホマヌケ瞬殺ですね』


「俺の潔白は証明されたわけだ」


「だからそもそも疑っとらんわ!」


「ありがとうザ・ファースト。久しぶりに話せてよかった」


『どういたしまして』


「今度茶でも飲みながら話そう」


『そんな機能あるか!』


「……実はお前の人格データは妻の物じゃないかと 疑っている」


「あんたのせいよ!」


『あんたのせいだよ!』


「ではな」


『あ!? てめっ!?』


「よし。今度こそババ抜きに勝つ」


「あの人?も苦労したでしょうね……」



ーーーーー


このネタは2人が似ていると感想が多く寄せられたので、思いついたネタでありますが、本編最終回後のこの話はどうしても公開できなくて、こちらのネタ帳に書き込みました!

お読み頂いてありがとうございました!

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