バージョン管理・印刷
原稿を紙で出す必要が有る場合は、TeXと云う、元々は理系の学術論文用の組版ソフトを使用していますが、一般的には、あまりオススメ出来ません。(Windows/Mac OS用も有ります)
TeXの参考図書としては、2020年11月に改訂版が出たばかりの「LaTeX2ε美文書作成入門」と云う本がオススメですが……例えば、「小説の新人賞の応募の為に40×40字の縦書きで印刷するには?」みたいな事は書かれてないので、その点は自分で工夫する必要が有ります。
なお、私がやっている「TeXを使って、小説の新人賞の応募の為に40×40字の縦書きで印刷する」方法は、かなり変態的なモノなので、少しもオススメ出来ません。(ので、解説しません。あと、解説したら、多分、TeXに詳しい人から「それ頭おかしくねwwwwww」とか言われそうで恐いんで黙秘権を行使します)
あと、TeXは基本的に「使える日本語フォントは明朝・ゴシック各1種類」なので、「章によって同じ明朝体でもフォントを変えたい(今風のヤツ/古風なヤツとか)」「一部を楷書体や教科書体などで出したい(他の本からの引用部分など)」「キャラによって台詞のフォントを変えたい」などのトリッキーな真似は出来ません。そんな場合は(新人賞の応募原稿でやる人が居るとは思えないけど)MS Officeその他の一般的なワープロ・ソフトを使いましょう。
3000文字以下の短編はテキストファイルとして保存しない場合が多いですが、長編はテキストファイルにしてバージョン管理しています。
バージョン管理にはSVNと云うソフトを使って、十数年モノの古いPCに、これまたLinuxを入れてバージョン管理サーバにしています。
SVNについての詳しい事は、プログラマ向けのサイトを参考にして下さい。SVNよりも高度な事が出来るバージョン管理ツールも有りますが、小説であれば、これで十分だと思います。
また、新人賞に応募予定の原稿は、知人に下読みしてもらったバージョンや、応募したバージョンはブランチを切って(要は、バージョン管理ツールでメインから分岐させる)、操作ミスで消したりしないようにしています。
印刷に関しては、PDF化して、主にコンビニで印刷しています。
文章のみ、フォントは9pt〜12ptの一般的な明朝・ゴシックしか使わない、と云う条件であれば、全国区のコンビニであれば、どこでも問題なく(紙質なんかはチェーンによって違いますが)印刷出来ると思います。(ただし、画像が入ってる場合は話がややこしくなる模様。あくまで「小説の新人賞に応募する原稿を印刷する場合」限定の話)
あと、テキスト処理が簡単に出来るプログラミング言語もPCに入れておくと便利です。(プログラミングの知識が有る方限定)
例えば、複数のサイトに投稿する場合のルビ・傍点の書式変更は、自作のプログラムで変換しています。
以上、「本業がIT関係で、小説家を目指している」人以外は、これっぽっちも参考にならない小説執筆環境の話でした。
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