『小さなお話し』 その264・・・『見えすぎても困る』

やましん(テンパー)

『見えすぎても困る』

『これは、フィクションです。』




 ごき中佐(発明ごき魔王と呼ばれる)が、ねこママのスナックにやってきたのである。



 ごき中佐


 『ママ、これが、我が開発部が新規発明した、ウイルス監視メガネだ!ごき! ごき用、にゃんこ用、ワン用、人用、チュウ用。。。さまざまなバージョンが可能だ。置いてもらえないか。ごきな? 一個、2000ドリム。』




 ねこママ


 『ふうっにゃ、どれどれ・・・・おわああああ、にゃん!』




 ごき中佐


 『半径300メートル以内の、大気中の有害なウイルスや、物質が色分けして示され、さらに、その個体名が表示され、その毒性もすぐにわかるすぐれものだ。ごき。』




 ねこママ


 『パス。だめにゃん。こあ~~~~~~。にゃんこ。』




 ごき中佐


 『む。どこが、悪いごきな?』




 ねこママ


 『にゃん! そもそも、これにゃ、外、歩けなくなるニャン。第一、ここにも、誰も、こなくにゃるにゃんこ。』




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『小さなお話し』 その264・・・『見えすぎても困る』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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