人が絶望する時、希望の光とは誰かの笑顔である

野菜育ての兄さんと似たようなタイトルになりましたが、私もこの作品を読んで同じような印象を受けました。

自殺の裏側に、例え運命という呪いがあろうとも、死に至る理由には絶望しかない。
主人公の彼女を救ったのは、自殺を止める幽霊であり、彼の無垢な笑顔こそが彼女の救いなのだ。

主人公の絶望から希望へと立ち直るこの作品は、生々しい絶望と自己嫌悪、生への諦めをそのまま綴り、そして出会いによって変わる心情を同じように表現しています。

私はこの作品を読み、非常にインスピレーションが働きました。

生と死。
表裏一体のそのあいだに起こる物語です。

その他のおすすめレビュー

兎ワンコさんの他のおすすめレビュー23