まず地の文における、特有の固さで身構えてしまうが案ずるなかれ。表現の硬さはまさに中華ファンタジーの根本であるその民話的な世界観を表しているだけで、物語は非常に王道。白秋という少女と司春という青年の成長と、彼らに絡みつく運命を打破する物語であります。読めば読むほど彼らを取り巻く世界と運命を読み進めることができます。それがどんな世界であるか? どんな運命を辿るのか?ぜひ、その手で開いてみませんか?
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(283文字)