選び取った現実の魔法の瞬間

 かつて愛した女性は、別の男性とともに歩むと決めてしまった。
 選ばなかった未来を悔やみながら、前に進めない主人公のもとに彼女の妹が訪れます。
 あったかもしれない未来は甘美な夢。現実は残酷すぎて救いなんてありません。
 もがいて、傷つけてしまって、それでも理解し合いながら、二人はなんとか前に進みます。その先に何があるのでしょう。ここでは詳しく語ることができません。
 皆がどこにも行けなかったこの夏に、たどり着くべき場所にたどり着いた二人の物語を是非読んでください。

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