202011 ジャパロボ 40
渋谷かな
第1話 ジャパロボ40
「なんだ!? あのデカブツは!?」
全国ジャパロボ大会の準決勝第2試合を観戦に来ていたさとみたちは目を疑う。
「ガオー!」
九州ブロック代表チームと北海道ブロック代表チームの戦いに化け物が出ていた。
「いやあああああー!? 潰される!?」
北海道代表のジャパロボは巨大で何本も生えている触手で九州のジャパロボに巻き付き握り潰していく。
「残り1匹。」
北海道代表のパイロットは人を人とも思っていない。
「あれは本当にジャパロボなの!?」
「ジャパロボというよりもジャパロボ・ビックって感じね!?」
「やめてよ。ジャパロボ・ロトとか、ジャパロボ・ナンバーズとか登場させるの。」
「みなさん!? あれと決勝で戦うんですよ!?」
「あ、忘れてた。アハッ!」
さとみたちは目の前の光景を疑った。
(ピキーン! なに? この感覚は?)
麻理子は北海道ブロック代表チームのジャパロボ・ビックから何かを感じとる。
「死んでいった仲間たちの仇!」
九州ブロックのジャパロボが一矢を報いようと捨て身の反撃に出る。
「誰? こっちが一人ぼっちだからって、試合前に楽勝、楽勝ほざいていたクソガキはー!」
高エネルギーが圧縮される。
「ソロプレイヤーだからって勝てると思うなよー!」
そして高エネルギー砲は放たれた。
「ギャアアアアアア!?」
一瞬で九州ジャパロボを消し去った。
「北海道ブロック代表チームの勝利です! 明日の決勝戦は北海道ブロック代表チームと関東ブロック代表チームの戦いになりました!」
決勝戦の組み合わせが決まった。
「さとみちゃん、あいつに勝てる?」
「大丈夫だよ。私たちは絶対に勝つから。」
「その自信はどこから来るのよ?」
「う~ん? 分かんない。アハッ!」
笑って誤魔化すさとみ。
「でも、自分でできると思えるからできるんだよ。勝てると思っていたら勝てる・・・・・・気がする。」
「なんじゃそりゃ!?」
「昔っから、さとみは根拠のない自信だけはあるからな。」
「酷い!? お姉ちゃん!?」
「ワッハッハー!」
北海道代表の巨大なジャパロボを見ても和気藹々とした東京都代表のチームだった。
(あの感覚は、どこかで会ったような? 怖い? 寒気がする?)
麻理子だけは感じ取ったもの怨念の脅威を感じ取っていた。
「順調ですね。」
その夜、北海道ブロック代表チームのジャパロボ・ドック。
「これもあなたたちからの技術提供があったおかげよ。」
「それはどうも。お役に立てて何よりです。」
反大日本帝国同盟ジャパカイダの首領、前田みなみがいた。
「私は、この全国ジャパロボ大会で優勝して、奪われたものを全て取り戻す! このデッカイドウでな。ワッハッハー!」
そして北海道代表チームはテロリストとつながっていた。
つづく。
202011 ジャパロボ 40 渋谷かな @yahoogle
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。