皆がイメージする勇者とはかけ離れた存在である主人公達。それぞれのキャラクターが個性的で一人一人の物語がこの作品を形作る重要な存在になっているように思う。若干のハーレム要素はあるが気になる程でもなく斬新なストーリーと個性的なキャラクター達に否応無く惹きつけられる。この作品に出逢えた自分は幸運だと感じられます。今後も作者様の活躍に期待しております
「勇者刑とは、もっとも重大な刑罰の名前である。」この最初の一文だけで、もうこれは面白いと確信しました。硬質な印象の文体で紡がれる物語はとにかく大胆で、イカれた性格破綻者がクズな行動をしているだけな…続きを読む
読みはじめると止まらなくてなりました。よくあるファンタジーを視点を変え価値観をそのままにしてもなお面白いです。
息をするように盗みを働くコソ泥だったり、自分を国王だと思い込んだテロリストだったり、倫理観が一般的なそれとかけ離れた人物が多数。なのに彼らが自分のルールで動いた結果、しっかりとヒーローしているのが…続きを読む
根底から、おそらく死んでも治らないレベルの悪い方向に性質が捻じくれた魅力的な登場人物がそのおかげで得をしたり損をしたりする話。何があっても芯がブレないから勇者なのかもしれない。一般的とは言い難い少し…続きを読む
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