芋づる式Nippon(140字小説)

塩塩塩

芋づる式Nippon

産科医の男が母体から取り上げた女児は獣の皮をまとっていた。

驚いたのはそれだけでなく、その子からも次の子にへその緒が繋がっていたのだ。

赤子は芋づる式に誕生したが、その姿は簡単な布から十二単、着物、洋服へと変貌を遂げた。

もんぺが終わり暫くして、男はヤマンバギャルの赤子に説教を始めた。

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芋づる式Nippon(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t

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