僕の好きな○○
水谷一志
第1話 ○○の正体とは…!?
一
僕は、現実の女性には全く興味がない。
僕が好きなのは…、○○。
そう思い今日も僕はタブレットを覗く。
二
何か、現実の女性は色々な顔を持っているらしい。
友達のフリをして近づく、嫉妬して人の彼氏を奪う、「自分はあの娘とは違う」と思い内心バカにする…。
でも僕の好きな○○にはその心配がない。
○○にはシンプルな面しかないんだから。
三
でもそのシンプルさは単純だと言うことではない。
もちろん○○にもいろんな面はある。
それが○○の魅力でもあるんだけど…基本はシンプルで妬みなんかは一切ない。
だよね!?
あと僕は○○の新たな魅力を発見しようと日々活動している。
何?変わってる?はっきり言ってオタク?そんなの構うもんか。
四
最近、「ミス・ユニバース」のコンテストが開かれているらしい。
でも、と言うかそんなの、まるで興味はない。
○○の方がミス・ユニバースより断然上さ!な、そうだろ?
あと最近、《○○のシンプルさがより際立つように努力している》。
五
「続きましてご登壇頂くのは、【標準理論】研究の第一人者、××先生です!」
「彼に【宇宙の基礎理論】で敵う人はいませんよ。ただ彼…、【現在も独身】らしいですね」
(終)
僕の好きな○○ 水谷一志 @baker_km
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