ドリームジャンボ四苦八苦(140字小説)

塩塩塩

ドリームジャンボ四苦八苦

男は宝くじが当たった。

興奮を抑えつつ夢ではないかと、自らの頬を力一杯つねった。

カチッと音がした。

慌てて鏡を見ると、男の頬にはツマミが付いており、それが強から弱に切り替わっていたのだ。

喜びは一気に弱まり、男は当選金で昭和家電の様なこのツマミを、音声入力に変えられないかと考えていた。

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ドリームジャンボ四苦八苦(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t

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