ヴァーチャル山月記
工事帽
ヴァーチャル山月記
「声と声をつなぐ、ここねコラボ。VTuberをお呼びしての連続コラボ企画も早くも3回目。今回はジョシーさんにご紹介頂きました。ろんせいさんとのコラボ放送をお送りします」
「ろんせいさんといえば、虎みみと尻尾がある虎獣人のVTuberさん。とても可愛らしいですよね。その可愛さと裏腹に、豪快なプレイ実況で大人気。今日はそんな彼女の素顔に迫ってみたいと思います」
「それではろんせいさん。どうぞ!」
「がおー、虎獣人VTuberのろんせいです。今日はよろしくお願いします」
「はい、ようこそいらっしゃいました。早速ですが質問をよろしいでしょうか」
「はいなんでしょう」
「その声は、我が友、李徴子ではないか?」
「如何にも自分は隴西の李徴である」
「ここで再び友と出会うことが出来ようとはなんたる僥倖。コラボ放送も始まったばかりだが、オフラインコラボも是非にお願いしたい」
「いや、それは御免被る。自分は今や異類の身となっている。どうして、おめおめと友の前にあさましい姿をさらせようか」
「晒してるやないかーい」
「偶因狂疾成殊類……」
「あ、この放送。アーカイブ残らないんで」
ヴァーチャル山月記 工事帽 @gray
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます