最終話 仕事、やめました

 ここまで読んでくださりありがとうございます。コロナという荒波に飲まれ、ついに仕事をやめました。


 やめる前に、私は二つの病を患いました。精神的なものと、物理的なもの二つです。


 故にやめました。


 日に日にお客様が怖い、笑顔を張り付けた自分が自分じゃないようで、心も体も限界でした。


 こんなことになるなら、ドラッグストアなんて勤めるんじゃなかった。


 登録販売者なんて資格とるんじゃなかった。


 後悔でいっぱいです。


 でも今のドラッグストアはこんなものです。もっとひどいところもあれば、ましなところもあるでしょう。


 けれどお客様が変わらなければ、店の経営が変わらなければ、資格者は使い回され、やがてつぶれます。


 しかしこれは、ドラッグストアのみの問題ではありません。


 現在、医療現場は逼迫し、疲弊している人はたくさんいます。


 大阪は毎日の感染者が1000人を越え、さらに医療従事者を苦しめています。


 これを読んでくれた方々。

大変だな、辛いな、と感じてくださったならば、ほんの少しでいいんです。


感染対策をしてください。


あなたのその少しの気持ちで、救われる人はいます。


どうか、お願いします。

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病より恐ろしは人なり ぺる @minatoporisio

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