病より恐ろしは人なり

いつから日本人は……

　あまりアメリカ人だからとか、中国人だから、と差別的な言葉は使いたくないのですが。

　いつから日本人は品のない買い方をするようになったのでしょう。こんなに不安思考に陥り、我先にと自分のことしか考えられない様子を見ると、とても悲しくなります。

　マスクにしろ、ペーパー類にしろ、アルコールにしろ、イソジンにしろ……。

　パニックが起きる度にそれに振り回されて、人間不振に陥ります。

　というのも、つい最近から……お客様の購入頻度に爆買いの兆しが見え始めてきています。

　ちらりと前に書いたのですが、今日は詳細を。

　うちの店、というよりもドラッグストアやスーパーでは徐々に個数制限が解除されてきています。

　理由としては、供給が安定したからです。それどころか過剰なくらいに在庫を余らせている店舗は多いはず。

　しかしこの供給安定はあくまでも、「常識の範囲内」でお客様に購入されることを前提としています。

　所謂あるだけ買いなんてされれば、とたんに供給は滞ります。

　個数制限を解除したからといって、あるだけ買っていいわけではないのです。個数制限解除というのは、あくまでお客様の良心的常識が保たれてこそ成り立っています。

　しかし今、日本製マスクは全く在庫にありません。個数制限を解除してすぐです。個数制限があったときは、まだ在庫が回っていました。

　外国人客がほとんどいない店で、日本人の客が国産マスクを1人で5個も6個も買っていくのです。

　悲しいものです……。

　個数制限をかけてないので、何も言えませんが。このご時世で遠慮というものはないのでしょうか……。

　6つ並んでいたら2つくらいの購入にしようとか、必要なものしか買わないとか……そういう考え方は、ないのですかね。

　トイレットペーパーやティッシュを3つも持ってますが、今すく必要ですか？

　全く買うな、とは言いません。

　買ってくださり、ありがとうございます。

　お願いですから、常識のあるお買い物をなさってください。

　そう、願ってしまいます。