愛しき者と憎き者が手に手を取ったら。追われて、潜んで、表舞台に帰ってきたら。重いテーマを背負った兄と妹のおはなし。妹が登場する所まで、まずは読んでみて?きっと続きが気になるから
情景描写が丁寧で行間を読ませる作品に魅力を感じます。人情ものが好きです。
この物語は、根源的に対立する二つの世界の間に生まれた、兄と妹の物語です。間の存在の兄妹、その葛藤と希望――もうこれだけでも個人的嗜好のドストライクゾーンでしたが、二人の絆を縦軸に、二つの世界それぞ…続きを読む
図書の奥、重たそうで立派な装飾の本が並ぶ中にありそうな本だと、思った。美麗な言葉で紡がれる凱歌から始まる物語は読者を異世界へと深く、誘ってくれる。夜と昼。まるで正反対の見目を持つ兄と妹はその性格さ…続きを読む
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