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概要
壁による観察日記
壁のような存在になりたい。僕として見て欲しいんじゃなくて、ただ、空気のように誰かを見ていたい。そう思ったのは、いつからだろう。彼のように飄々とした、幽霊のようにこの世界に流れていたい。
けれど、意識が残っているうちは、この姿が残っているうちは、僕もまた誰かに見られる存在なのだ。
けれど、意識が残っているうちは、この姿が残っているうちは、僕もまた誰かに見られる存在なのだ。
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