初めまして。この度イベントに参加させていただきまして、その縁で作品を読ませていただきました。私自身は全くの素人ですが、せっかくなので読んだ感想を書かせていただきたいと思います。
周囲の風景の描写が丁寧で、登場人物達がどういう場所にいるのか。その時にどんな気持ちだったのかが分かりやすく書かれていて、とても良いと思いました。個性豊かな登場人物達の会話もそれぞれのらしさが出ていて、楽しめています。
一つ気になったのは、最初のシーンでの回想中に、もう一度回想が入ったところです。最初の回想の中でいじめられてやり返したという回想がもう一つ入り、少しテンポが悪くなったように感じました。個人的には回想は、いじめられてやり返したシーンから始まり、その後に親が仕返しにくる形の方がトントンと進むかなと思いました。
素人の癖に長々と書いてすみませんでした。今後の展開を、楽しみにしております。
”孤児院”特殊な外見”いじめ”という要素と、主人公の持っている大切なものという要素がマッチしていてよいと思いました。
孤児院を自分の居場所と称していることから、義理の母親や兄への信頼感は絶大なものであったことがうかがえます。加えて、明らかに勝てない盗賊相手に突っ込んだり、無鉄砲に飛び出す感情の起伏がありながら、周りの人間の心情をうまく読み取っている。このようなところもいい意味でとても少女らしいと感じました。
私は馬鹿なので固有名詞が多くて読み取るまでに少し時間がかかりましたが、慣れると抵抗もなく入ってきます!
あと、ネーミングセンスがよい......。
ある日、自分の居場所である施設が盗賊によって襲われ奪われてしまったシエラとユーリ。
必死に2人を逃がそうとするお母さんは、「ここを訪ねてくれ」と紙を手渡します。そこへ行くと、なんとも気怠く他人への興味が一切ないように見える男性が1人。
しかも、その人の家の前で、最悪なことに盗賊もやってきて……?
無鉄砲で家族想いなシエラ。
誰かのために強くなりたいと願うユーリ。
不器用な優しさを秘めるサミュエル。
そして、私の推しの(笑)、楽しいことが大好きな天真爛漫なトワ。
物語が進むにつれ、仲間が増え、そして、シエラの出生の秘密も出てきます。
13歳のシエラは、どこに向かうのか?
今後の展開も楽しみです!